銃撃の現場へ赴きました。安倍元総理のご冥福をお祈りします。
いてもたってもいられず、現場に赴きました。
近鉄大和西大寺駅。安倍晋三元総理が、銃弾に倒れた場所です。
ジャーナリストの経験則から、現場へ行かないと分からないことがたくさんあります。テレビの映像とは違って、360度見渡すことで全体像が分かり、安倍さんがどこにいて、犯人がどこから接近したのかが、一目瞭然。
なぜ要人の背後をがら空きにしていたのか。奈良県警本部長も認めていた通り、警備体制に不十分さがあったことは否めません。
安倍政権が長かったこともあり、私も現役記者時代には、総理の会見や、官邸に取材に行くこともあり、直接お目にかかったことがあります。個人的なやり取りはなかったものの、柔和な表情が印象的で、時に力強い言葉を発する迫力ある場面にも遭遇したことがあります。
世界に向けて日本の存在感を示した点、「地球儀を俯瞰する外交」「自由で開かれたインド太平洋構想」など政策や理念で各国のリーダーに認められ尊敬された人物として歴史に名が継がれるのは間違いありません。
銃撃の現場では、献花する人の長蛇の列が、偉大なる政治家を失った悔しさと悲しさを表していました。