見出し画像

サラリーマンである以上社内政治はバカにしない方がいい

僕は大学を卒業したばかりの新入社員のころ、社内政治をめちゃめちゃバカにしていました。「いやいや実力があれば、どんどん出世できるっしょ!なんで上司の機嫌なんかとらないといけないんだよ。」と、こんな感じで考えていました。

しかし、社会人経験もそれなりに積み重ね、30歳を目前に改めて考えてみるとサラリーマンを続ける以上は社内政治をバカにしないようがいい。という結論にたどり着きました。

そもそも会社というのはゲームやスポーツと同じで、ルールがあります。そのルールにいち早く気がついて、実践し、結果を出したものこそが出世していくのです。なので、そのルールを無視し続けるような人は実力があっても必ずしも出世できるとは限らないのです。

では僕のケースをちょっと紹介したいと思います。今は、IT企業に勤めており、そこでは自社のWEBサービスやアプリなんかを作っています。新入社員として入った営業の会社を辞めてから、SEOサイトを友人を一緒に運営したことはあったものの、素人同然の知識と経験で今の会社に入りました。当然、WEBサービスの運営も未経験でしたし、アプリなんてもっと分かりませんでした。そんな僕が3年半ほどかかりましたが、サービス責任者になることができたのです。

話を少し戻します。入社後、いろいろ社内を見渡してみると僕と同じような未経験から会社に入り、実質ナンバー3のポジションについている先輩がいることに気がつきました。僕はこの会社で出世するにためにはこの人と同じようなことをするのが一番手っ取り早いと思いました。

そこで、そのナンバー3の先輩に可愛がってもらうことに成功し、食事に誘ってもらったり話をする時間をどんどん増やしました。話を聞くうちにその先輩がどうやって今のポジションまで上り詰めたのかが少しずつ分かってきました。方法は主に3つありました。

会社の文化を理解する、守る

会社には必ず大事にしている文化があります。例えば僕が務めている会社だと、コミュニケーションに手を抜かない、毎日日報を提出するなどです。日報に関しは、人によっては「意味なくね?」「いや、日報書かなくてもちゃんと仕事してるし」と思うかもしれませんが、これも会社のルールです。仮に「これくらいいいか」と思って2日に1回しか提出しなかった場合、そこまで怒られないかもしれませんが、陰で評価はダダ下がりしています。なので、会社の文化を理解し、守ることは基本中の基本です。変に強がるのは辞めましょう。悪目立ちするだけです。

今の部署で結果を出す

当然ですが、結果を出していない人にチャンスは回ってきません。目の前の仕事に死に物狂いで食らいついて、同期の倍結果を出しましょう。この結果というのは数字だけではありません。例えば先輩や上司から振られる仕事を他の人よりも倍こなすというのも含まれます。当然数字を意識することも大切ですが、それ以外の部分も意外と評価対象になっていることを理解しておきましょう。

社長の性格を理解する

社長じゃなくても、上司でも先輩でもいいです。自分を評価する人の性格を理解することは重要です。例えば、この話をするとテンションが上がるなとか、ここを褒めるとすごくうれしそうにするなとか、そういったことを日々の会話から把握するのです。これには実験が必要なので、イラっとさせてしまう可能性があるかもしれませんが、大丈夫です。何度も繰り返すうちにだんだん理解できるはずです。なぜこれが大切かというと、会社は会社にとって都合のいい人、居心地のいい人を出世させる傾向にあるためです。ハンターハンターのネテロ会長は自分にとって都合の悪い人間(パリストン)をそばに置いていましたが、実社会においてはかなり稀だと思います。

最後に一番やってはいけないことを紹介します。それは先輩や上司と距離を置くことです。これは辞めましょう。どんな人か分からない人に会社は重要なポジションを与えません。むしろ自分から積極的にコミュニケーションを取りに行くくらいがちょうどいいです。最初は難しいかもしれませんが、「その時計どこのですか?かっこいいですね。」みたいなところから始めてディープな会話ができるように頑張りましょう。

良かったら、参考にしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?