勉強の記録

初めまして。自分自身の勉強のために、そして、文字に起こすことで一緒に学びを深められるよ…

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初めまして。自分自身の勉強のために、そして、文字に起こすことで一緒に学びを深められるようにnoteへの投稿を始めます。主に解剖学、組織学などの勉強をしていこうと思います。そんなの当り前だよ!と思われるようなことを投稿することも多々あると思いますが、大目に見てください。

最近の記事

腎臓の基礎② ~糸球体と濾過の仕組み~

腎臓の基礎①では、腎機能の一部である濾過と再吸収についてざっくりと紹介しました。 そこで今回は、そのうちの濾過について勉強したいと思います。 血液の濾過は腎皮質に多く存在する糸球体で行われます。糸球体を構成する要素は「(血管内皮細胞+基底膜+上皮細胞)+支持細胞+ボウマン嚢」で、これを介して血液の通り道である血管と尿の通り道である尿細管は接続されます。  糸球体血管内皮細胞は有窓細胞とも呼ばれ、文字通り細胞膜に窓がありザルのようになっています。この窓のおかげで血液の濾過

    • 腎臓の基礎①

      腎臓は血液を濾して尿を作る臓器です。濾されてできた尿は「原尿」と呼ばれ、一日におよそ150Lもの原尿が生成されます。にもかかわらず、私たちは1日にその1%程度の量しか排泄しません。このことからも、腎臓には血液の濾過以外にも役割があることが伺えます。 腎臓に割を入れてみましょう。ざっくり見るとその内側は皮質と髄質からなり、皮質では"濾過"が髄質では"再吸収"が主に行われています。それではそれぞれ何が違うのでしょうか。 ②につづく…

    腎臓の基礎② ~糸球体と濾過の仕組み~