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【重要!決算整理仕訳💴】3つのプロセスによって実行される商品の期末評価:エッセンシャル会計学 No.6

今回は、商品の期末評価について理解を深めていきます

商品の期末評価がある決算整理手続きは非常に重要な論点になりますので、しっかりインプットしていきたいと思います💛

3つのプロセスをたどりながら、適切な決算整理仕訳ができるようになることを目標にしていきたいと思います🔥


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

商品に関する決算整理手続き

まずは、資産の評価について確認します
なお、資産の評価とは、資産の貸借対照表(B/S)計上額を決定することを指します

簿記3級でも学習しましたが、商品の貸借対照表計上額は期末帳簿棚卸高と学習しました📝

すなわち、期末帳簿棚卸高=@取得単価×帳簿棚卸数量という計算しきによって商品の貸借対照表計上額を算定していきました

なお、取得単価は仕入単価のことで、帳簿棚卸数量は帳簿に記録されている数量が該当します

そして、取得単価も帳簿棚卸数量も商品有高帳に記録されていますすので、期末帳簿棚卸高はいわば記録上の金額といえますね📝

次に、数量の減少と時価の下落への対処について確認します
期末帳簿棚卸高はあくまで記録上の金額であるため、期末商品の価値を表しているとは限りません💦

そして、実際の商品の価値は下落してしまっていることがあります

なぜならば、帳簿棚卸数量よりも実地棚卸数量(実際の数量)の方が少なかったり、取得単価よりも期末時価 (実際に売れる金額)の単価の方が低かったりすることがあるからです📝

総じて、数量の減少も価格の下落も、商品の価値を下げる要因ですそのため、商品の評価にはこれらを反映させる必要があることをご理解頂けるのではないでしょうか?

数量の減少とは、帳簿棚卸数量が、実地棚卸数量よりも多い事象であり、主な要因は紛失や盗難などが該当するでしょう

また、価格の下落とは取得単価が、実際に売れる金額である期末時価単価よりも高い事象であり、主な要因として季節外れの商品や型落ちモデルの在庫処分があるでしょう

例えば、以下の状況を想定して期末帳簿棚卸高を求めてみます
帳簿棚卸高は500円(@100円、5個)
実地数量は4個、期末時価は@90円であったとします

この場合、期末帳簿棚卸高500円を360円(90×4)に修正する必要があると言えます
すなわち、数量の減少と時価の下落を反映した期末帳簿棚卸高となっていることが確認できたと思います💛

そして、決算整理手続きの順番については以下の通りです
商品の評価に関する決算整理手続きは3つあり、下記の順番で行います
①売上原価の算定→②棚卸減耗損の経常(数量減少の反映)→③商品評価損の計上(価格下落の反映)

以下では決算整理仕訳について、より詳しくアウトプットしていきたいと思います

決算整理仕訳のプロセス

(1)売上原価の算定

まずは、ステップ1である売上原価の算定について考えて行きます
売上原価は以下に示す算式によって求めます

$$
売上原価=当期商品仕入高+期首商品棚卸高-期末商品棚卸高(期末帳簿棚卸高)
$$

したがって、売上原価を計算するためには、期末帳簿棚卸高を把握する必要があります
よって、会社はまず商品有高帳を確認し、期末帳簿棚卸高を計算することになります
ただし、ここで期末帳簿棚卸高とは、商品有高帳上における金額になります
そのため、帳簿上の取得原価に帳簿棚卸数量(帳簿上の数量)を乗じて計算していくことになります

期末帳簿棚卸高=@取得単価(原価)×帳簿棚卸数量

続いて、決算整理仕訳において以下の振り替えが行われます
「仕入」勘定(費用)の残高を売上原価にするために、期首在庫は「繰越商品」勘定(資産)から「仕入」勘定に振り替え、期末在庫は「仕入」勘定から「繰越商品」勘定に振り替えます📝

このようなポイントを理解して、練習問題などにトライしていきたいです

(2)棚卸減耗損の算定

続いて、2つのステップである棚卸減耗損の算定についてです
これは、数量面における評価になります

まず、棚卸減耗の概要について整理します
そもそも、商品の在庫を確認することを棚卸しといいます📝

会社は期末に棚卸しを行うことで実地棚卸数量(実際の在庫数量)を把握し、「棚卸減耗」の有無を確認します

そして、棚卸減耗とは、紛失や盗難などを原因とした商品の減少のことをいい、帳簿棚卸数量(商品有高帳上の数量)と実地棚卸数量の差が棚卸減耗になることを抑えておきましょう

したがって、決算整理仕訳においては以下の通りになります
棚卸減耗は資産が減少していることを意味するため、「繰越商品」勘定(資産) を減少させるとともに、「棚卸減耗損」勘定(費用)を計上します

なお棚卸減耗損の額は、以下の式によって計算されます

$$
棚卸減耗損=@取得原価×(帳簿棚卸数量-実地棚卸数量)
$$

例えば、商品の帳簿棚卸数量は5個(取得単価@100円)であったが、実地棚卸数量は4個であった場合には以下のような仕訳になります

(借)棚卸減耗損:100 (貸)繰越商品:100

すなわち、減耗した文だけ「繰越商品」勘定(資産)を減少させ、「棚卸減耗損」勘定(費用)を計上することで対応しています

(3)商品評価損の算定

最後に、3つ目のステップである価格面における評価における商品評価損の算定です

まず、正味売却価額と収益性の低下について整理しましょう
正味売却価額とは、期末在庫がいくらで販売できそうか?を見積もった金額になります
通常では、正味売却価額は仕入原価よりも高い金額となります

しかし、この正味売却価額が仕入原価よりも低くなってしまう事象を「収益性が低下した」とみなします

続いて、収益性と商品の評価の関係について整理します
商品の貸借対照表計上額は、原則として取得原価により評価します

ただし、例外のケースとして商品の収益性の低下により、正味売却価額が取得原価よりも下落している場合、 正味売却価額をもって評価します📝

なお、例外のケースは頻出項目であるそうなので、しっかり抑えておきたいですね💛

そして、決算整理仕訳における商品評価損の算定は以下の通りです

収益性が低下した(取得原価>正味売却価額)場合、商品の資産の価値が減少したことを意味するため、「繰越商品」勘定(資産)を減少させるとともに、「商品評価損」勘定(費用)を計上します

そして、商品評価損の額は、次のように計算されます

$$
商品評価損=(@取得単価-@正味売却価額)×実地棚卸数量
$$

例えば、以下のケースを想定します
実地棚卸数量5個(取得単価は@100円)の正味売却価額は@80円であった場合は以下のようにして商品評価損を計上します

(借)商品評価損 100 (貸)繰越商品 100

すなわち、収益性が低下した文だけ「繰越商品」勘定(資産)を減少させ、「商品評価損」勘定(費用)を計上していきます

なお、今回の計算では「商品評価損 100=(取得単価@100円-正味売却価額@80円)×実地棚卸数量5個」によって求めることができます

簿記はとにかく練習問題を通して、理解を深めることが大切だと思いますので、たくさん仕訳問題を解く過程で、インプットした知識を活用していきたいです💛

総じて、商品の評価がある場合の決算整理仕訳は、「売上原価の算定→棚卸減耗損の算定→商品評価損の算定」の順序で行うことをご理解いただければ幸いです🌈

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお参考資料は以下の通りです

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
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だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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