【インコタームズ Part①】最も大切な貿易条件と貨物の受渡し条件について🎁:貿易実務検定C級対策 No.23
貿易実務のエキスパートを目指したい🔥
私が挑戦する貿易実務検定®は
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。
実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀
貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方などにとっても「貿易実務検定®」は幅広く活用でき
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?
きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう✨
私も2024年4月から商社へ勤務する
予定ですので、キャリアの中で貿易実務の
エキスパートを目指していきたいです!
そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたいと思います🌏
まずは、初級レベルの該当するC級の取得を
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!
※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏
これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚
前回のお復習い💖
貿易条件:Trade Terms🚢
売買契約を締結する際に、輸出入者双方
にとって最も重要な項目が
「貿易条件」となります👍
例えば、FOBやCIFなどと表現され
英語ではTrade Termsとなり
交易条件、取引条件とも呼ばれます。
貿易条件は、売買当事者間の
①費用負担の範囲と
②貨物の危険負担の範囲
(受渡し時点の規定)
という2つを示しています👍
もしこれらが、輸出入者間で明確に
規定されていなかったとしたら
それぞれの解釈が異なり
トラブルの源になりかねません💦
ここで、貿易取引ではこのような
紛争を回避するために取引条件を
略語で表現する定型的な貿易条件が
長年の取引慣習から生まれたのです!
※統一された国際商法典はありません📝
これらの定型的貿易条件に関する
解釈上の基準を定めたものは以下の3つです。
3つの定型的貿易条件
①インコタームズ
International Rules for the
Interpretation of Trade Terms
②改訂米国貿易定義
Revised American Foreign
Trade Definition, 1941
※使用頻度は減少傾向です
③ワルソー・オックスフォード規則
CIF Warsaw-Oxford Rules
※今日では使用されていません💦
貨物の受渡し条件
それでは、以下に
貨物の受渡し条件について
簡単にまとめていきます!
具体的なインコタームズの内容は
割愛させていただきますね🙏
①受渡しの場所
貿易条件で決定されています。
例えば、FOB Kobe
FCA Tokyo などです👍
インコタームズのルールに準じて
記載された場所が受渡し場所です。
②受渡し方法
貿易取引では、第三者である
運送人(Carrier)を荷受人(Consignee)
通常は、輸入者の受託者として
貨物を引き渡すという
間接引渡しが原則となります👍
③受渡しの時期
日常で使用される受渡しの時期とは
物品を相手方に届ける納期のことです。
しかし、貿易実務における
貨物の受渡しの時期(Time of Delivery)
は貨物を買主の管理下におく期限のこと
を意味し、インコタームズに基づけば
危険負担の移転時期のタイミングです👍
※具体的な内容については、後日
丁寧にアウトプットします🙏
結論から述べますと、
FOB, CFR, CIFのような積地条件の場合
貨物の受渡しの時期(Time of Delivery)は
船積期限(Time of Shipment)と一致します。
しかし、DAP, DPU, DDPのような
揚地条件の場合には
船積期限(Time of Shipment)が
貨物の受渡しの時期(Time of Delivery)
よりも「早く」なります👍
したがって、厳密には
受渡しの時期とは別に
「輸出港で貨物を船積する最終期限」
となる船積期限(Time of Shipment)が
定められるのです👍
そして、売主としては
貨物の調達時期や船便のスケジュール等を
勘案して決定していくことになります👀
④仕向地(港):destination
積出港(Port of Loading)や
荷揚港(Port of Discharge)を
条件として決めることは当然ですが
途中、複数の輸送形態を利用して
貨物を輸送する場合には
最終仕向地も条件として明記します。
⑤分割船積みの可否
一契約の商品について、複数回に分けて
船積みすることを「分割船積み」と言います。
これは、Partial Shipmentと表記されます。
なお、貿易取引の契約時に
これ(分割船積み)が許容されるか否か
についても条件として明記していきます🚚
⑥貨物の積替え(transshipment)の可否
商品を輸送途中で、他の船あるいは
航空機に積替えることについても
当事者間で許容するかどうか明記します。
国際複合輸送が予定される場合
積み替えを「可」としておく
必要があるといえますね👍
国際複合輸送とは、2つ以上の異なる
輸送手段を利用しながら
輸送責任を1人の複合輸送人が
引き受けるものです📝
以下に、代表的なルートをまとめます🚢
ALB:アメリカン・ランド・ブリッジ
北米西海岸を経由して
日本と欧州経路を結ぶルート
MLB:ミニ・ランド・ブリッジ
北米西海岸を経由して
日本と北米東海岸、そして
メキシコ湾岸を結ぶルート
SLB:シベリア・ランド・ブリッジ
シベリア鉄道を利用して
日本と欧州、中東を結ぶルート🚞
IPI:インテリア・ポイント・インターモダル
北米西海岸を経由して
日本と北米内陸部を結ぶルート
このような地政学的なイメージと
国際貿易の流れとを関連付けながら
学習できたらGOODですね💛
なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。
英語の学習にもなりますので、勉強するモチベーションがとても高まりますね✨
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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