コロナ禍で露呈した企業姿勢

SNSやWEBのニュースでご覧になった人も多いのではないか。


ある大手セレクトショップがコロナ禍による売上減と資金繰り悪化のため納品直前のタイミングで仕入れ先に発注キャンセル。

しかもFAXで一斉に送信したようだ。

この事件は、SNSで拡散され、業界内でもちょっとした話題となった。


コロナ禍で店舗の営業ができず、苦しい状況というのは各社同じ状況であるが、やり方そのものに普段の仕入れ先への考え方が露呈したと思われても仕方がない。



そして、その後数ヶ月を経て、また同じセレクトショップが、今度はメールで発注キャンセル。


ここまで来ると働いているスタッフも悲惨だ。


今は良いことも悪いことも瞬時に拡散してしまう。

これらの件について、当事者ではないので実際は事前に相談や説明があったのかもしれないが、仕入先の理解が得られなかったためSNSに流失したのだと思う。


コロナ禍という非常事態は色んなことを浮き彫りにする。

売れてないのでお金が払えない。
売れてないので返品したい。
売れてないので納品いらない。

一つ一つの取引に契約書がないなどアパレル業界における商慣習の問題ともいえるが、飲食店で「一口食べて美味しくないからお金は払わない」と言えるのだろうか?

自分第一、ゴネれば勝ち的な企業姿勢が色んな部分で垣間見れる。


そんな企業姿勢の商品や店を支持する消費者はいるのだろうか?


CSRとかESとか、サステナブルとか、カタカナ、横文字大好きなアパレル業界だけど、「企業姿勢」って漢字で考えればいいのだと思う。


その姿勢は正しいのか?

コロナ禍が示すのは企業や経営者の在り方も。

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