2021/12/11(土)

今日は、またしても家でダラダラしていた。三日間、充電できたのは良かった。一ヶ月分くらいの疲れを癒せた気がする。相変わらず、音楽も沢山聴けた。最近は、音楽で新しい発見をすることは減っている、というか、あえてそういう刺激を自ら減らしているところはあるけど、今まで聴いていたものを聴き返すだけで今は充分だ。さすがに20年くらい前から聴いている音楽は飽きたけど、ここ十年くらいで聴き始めた音楽はリピートしてる。

テーマを設けて音楽を聴いているつもりはないけど、何となく聖なる感じとか、12月だからかそういう雰囲気の音楽を最近は聴くことが多い気がする。クリスマスだからどう、というのは近年意識してなかったけど、今年はちょっと違うと思う。去年ちゃんと祝えなかったのもあるし、近年は毎年クリスマスの時期になると何だかしんどい、という状態に陥りがちだった。

基本的に、僕は自分の気分を良くするために音楽を聴くので、不快な気分になる音楽を自ら進んで聴くことはあまりない。でも、最近の特にJ-POPは、人畜無害に聞こえて聴いてて凄く気分が悪くなるので、距離は当然置いている。これは時代や好みというより、自分という人間が表れている気がする。

ここ数日間で、家にいながらもいろんなことがあって、自分の気持ちが追い付いてないところはあるけど、変化は大切だろうな、と思う。色々行動していて、変化がないわけはない。ただ、ちょっと気が付くと、「昔に戻りたい」みたいな感情にとらわれることがある。

でも、冷静に現在を考えてみる。今ほど恵まれた時期は今まであったか?そりゃ、困難はいつだってあるだろう。中途半端なことや、モヤッとした気持ちもあるだろう。しかし、こんなにあらゆるタイミングがフィットして活動的になっている時期は今までになかった。忙しい時期ならあったけど、それは単に忙しいだけで、自分のことを見つめながら色々やる余裕はなかった。

仮にいずれ困ったことができたとしても、今の自分には結構なクッションがある感じがする。パツンパツンで精一杯だった時期も、少し状況に押されただけで底まで真っ逆さまになるんじゃないかと恐れていて、精神的には確かに底の方まで見て来た感じはあったけど、本当に生活のことを含めてどん底になることはなかったから、これは単に僕が心配性なだけだと思う。

ちょっとしたことで気持ちが不安定になることはまだあるけど、それは一時的なものだと今は分かる。その瞬間の環境だったり、状況だったり。人一倍そういうものに敏感なのかもしれない。一番の安定剤は音楽だけど、食事とか風呂とか睡眠とか、本当はそういうものも大事だ。

外国人は、空いた時間の使い方が日本人より上手いと言われる。日本人はあまりに仕事中心で来たため、空き時間も仕事のように使ってしまうんだろう。それは逆にもったいない。自分は自分、他人は他人、をモットーにして行きたいし、何かと不幸を感じる人は、他人と自分を比べている可能性がある。

僕は、音楽教育を受けたわけじゃないし、音楽のキャリアも最近始まろうとしているくらいで、長年音楽を続けている人からしたら素人だ。でも、これも繰り返し言うけど、素人目線でゼロから音楽を作ることもできると思うし、逆に、音楽のトレーニングを物凄く受けて来て洗練されているように聞こえる人の音楽が物凄くつまらなかったりする場合は多い。

そこに僕のチャンスはあると思っていて、アウトサイダー・アートじゃないけど、ガラクタを組み合わせたような音から、誰かに響くような音が作れるんじゃないかという気がする。それには、プロフェッショナルである必要はないし、高価な機材も必要ない。評価だって滅多にされないかもしれないけど、僕はそれでもいい。作っている時の充実感があれば、それはプロフェッショナルじゃないかもしれないけど、作り手としては充分だ。

今、自分の作った曲を聴き直してるけど、長い曲が何曲か欲しい。若干プログレッシブというかポストロックというか、そういう風な曲。最初に大体の流れを考えればできないわけでもないと思う。ドローン音から入って、アルペジオ、そこから低音のリフ、それから持続音のサビ、など、ブラックゲイズ的な曲ができれば面白い。

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