GATBというIQテストのようなもの

最近、職業センターで、GATBというIQテストのようなものを受けた。結果は散々だったのだが、特に言語能力が平凡と出て、自分では優れていると思い込んでいたので、ショックではあったが、興味深かったのは、その成績というか、教科というか、と適性のあると思われる職業のリストである。能力は9種類、適正職業群が40種類にわかれていて、今まで受けたテストの中では1番説明がわかりやすいと思った。面白かったのは自分がデザインやアートだと思っていたのが、コミュニケーションに分類されていた事である。写真はアートではなく、コミュニケーションなのだ、と言われてしまえば、なぜアートが存在するのかだとか、なぜ写実的でないピカソが高い評価を受けるのか、がわかる気がする。それらはコミュニケーションなのだ。しかも、自分は、アートはやはり言語能力が必要だと考えていたのだが、リストの必要とされる能力は、空間と形態のみだった。コミュニケーションのようでありながら、言語を使わないデザインの存在は自分にとっては斬新だった。自分はやはりコミュニケーションは言葉ありきだと考えていたので。

とりあえず、自分の感想はそんな感じだが、参考のため、能力と適性職業群のリストを書いておく。

能力:知的、言語、数理、書記、空間、形態、共応、指先、手腕の9つ。

適性職業群:農林漁業、運搬・加工・組立の簡易技能、加工・組立・造形の熟練技能、保守・管理、運転・操縦、工学・技術、学術研究・医療、法務、教育関係、コミュニケーション、社会福祉、販売・サービス、警備・保安、事務関係の13個。さらに細かく40にわかれる。

まあ、テストでわかるのはスピードであって、ギターの速弾きがすべてじゃないように、早口のコメディアンが面白いとは限らないように、そして、100m走が誰でもゴールできるように、あくまで、自分のイメージ的には、よく気付くか、とか、手際よくやれるか、とか、そういう、要領の問題ではある。そこが、GATBは面白くはあったが、実践で役に立つかどうかはよくわからないと思わせるところではある。

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