大根って千両役者?
いよいよ外出自粛の要請が出て、
食料品の品切れが起こりつつあるようですね。
聞くところによるとインスタント麺であったりとか、
もしくはレトルト食品、缶詰であったりとか、
そういうものからスーパーの棚からなくなっていってるということらしいですね。
考えますとインスタント麺とか缶詰とかっていうのはスーパーでなくても、
ドラッグストアでも、コンビニでも、
あるいはホームセンターでも手に入りやすいものですね。
まず手に入りやすいものからなくなっていってるということが、
マスク不足やトイレットペーパー・ティッシュペーパー騒ぎなんかを連想してしまうような気がします。
本当に食べていくために不可欠なものである、
お米それから調味料といった類のそういうものは
お店から減ってはいないそうです。
今回の外出自粛要請、
これをきっかけにですね本当のところ、いつまで続くかわからないですね。
一週間で終わるのか、もしくは2週間3週間続くのか、
もっと続くのか。
これからの事を考えると、本当は不可欠なものからまず入手しなければと思うのですが、
そうではものがなくなってことがちょっと不思議な気はします。
備蓄イコール非常食ではないはずなんです。
スーパーにしかないもので考えれば、生鮮食品。
野菜、それからお魚・お肉。
まずはやっぱり生鮮ものを手に入れて、
それをいかに日持ちするような調理をするかということから手をつけていくのがいいような気はします。
日持ちのする調理というのは、
佃煮にするとか、煮物にするとか、
生鮮品を日持ちするようなものにしていって、
その後にもっともっとその何週間も何ヶ月も賞味期限があるようなものに手をつけていくというのが理想な気がします。
別の視点から見てきますと、
今回の本質とは、あくまでも外出の自粛なんですよ。
台風とか、地震とか、そういう自然災害ではない。
ライフラインはストップしてなくて、電気・ガス・水道といったものは止まってるわけではなくて自由に使えるわけですね。
家の中では日常と何も変わらない。
では、日常と違うのは何か。
それは家族のメンバーみんながお家の中にいること。
これが日常と違うところ。
そう考えると家族みんないるときなんだから、
お料理を皆でするためチャンス到来。
お母さんからお子さん達にお料理を教えてあげる絶好の機会なんです。
日常であれば学校があり、帰ってきたら塾があり、習い事があります。
そうやってなかなかお料理を教える時間は取れないかもしれない。
こういう機会に外出を自粛して家族のメンバーで料理を教え合うためのる絶好のチャンスと、前向きに捉えて普段できないことを経験する貴重なことかなと思います。
ここで一つ質問します。
大根一本が目の前にあったら、どれだけの料理ができますか。
普段だと例えば大根を丸ごと買ってきても食べきれないからと、半分にカットしたものを買われている人がいるかもしれないけども、
今なら一本丸ごと買って来れるでしょ。
大根は煮物はもちろん焼いても生のままでも食べられる。
切干大根のように干したりだとか、
漬け込んでお漬物にすれば、
保存食にだってなる。
幾通りものを食べ方ができるわけですね。
葉っぱごと買えれば、この葉っぱも炒めてふりかけにすることもできる。
昔の人は上手に言ったもので、
「大根役者」という言葉がありますね。
あれは、大根を食べてお腹をこわすことがないからだそう。
食べても、当たらない(食あたりしない)。
そこから、
当たらない = ヒットしない、
売れない役者さんのことを、大根役者と呼ぶようになったらしいです。
だけれども、
よくよく考えてみると、
大根そのものは、幾通りもの使い道のある、千両役者と言えますね。
こんなこと、普段の家庭では、なかなか話せる機会がない。
でも、いまなら時間はあるわけ。
料理の方法という、お母さんからお子さん達に受け継いでいくべきもので、
こういう生活をするとすべて使い切ることが習慣化するし、エコな生活にもつながる。
外出自粛が続けば、ゴミ収集だってこなくなるかもしれない。
だからこそ、ゴミを減らす努力もしてみる。
生活に活かせるチャンスです。
過度に怖れないだけの自己を確立できて、なおかつエコな生活ができればいいんじゃないでしょうか。
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