見出し画像

【一級建築士】花畠マル秘ノート<構造編>木質構造②【重要】

木質構造

木質構造は、毎年2問、出題されます。まずは許容応力度。もう一度復習しましょう。長期許容応力度とは、常時荷重がかかっている状態でも耐えうるか否かでしたよね。使用限界(損傷もなく常に使える状態を維持することですね。短期許容応力度は稀に起こる地震に対して損傷までは許容する(修繕すれば使用できる)ことですね。木質構造は、材料強度Fに対して長期は鉄筋や鉄骨としがって1/3ではなく1.1/3になるところがが違います。短期は鉄筋や鉄骨のようにその1.5倍ではなく2/1.1=1.81倍になるところが違います。ここが一つの重要ポイントです。もう一つが強さの順番です。鉄筋や鉄骨は、圧縮>曲げ>引張り>せん断の順ですが、木質構造は、曲げ>圧縮>引張り>せん断ですね。ここも出題傾向が高い重要ポイントです。


これ、ほぼ確実に出題されています。コンクリートで言うクリープ現象に近いんですが、木材なので年月によって耐えうる荷重が減少します。そのため、積雪時は、長期は1.3倍、逆に短気は0.8倍に低減するルールになっています。しっかりイメージしましょう!

木造の柱の小径

よく文章問題で出題される重要ポイントです。①有効細長比の問題です。鉄骨造の有効細長比は200.木造は150です。この違いは押さえてください。②筋かいは、圧縮力の場合、3cm×9cm、引張りは1.5cm×9cmです、ここは壁倍率でも出題されるのでしっかり覚えましょう。③2階建てを超える場合の柱の小径は13.5cm以上です。なぜかこの部分の出題が多いですね。13cmというひっかけ問題をよく出題しています。


個々もよく出題されています。こんなところ出すか!と言いたいですよね。木材の機銃強度が3つの区分で定められている事、JAS・目視・甲種・1級が最上級という事だけは押さえておきましょう。

システム係数KSの値

ここで覚えておくポイントは、JAS・目視以外は強度補正の割増無し(弱い木材)というところです。目視等級と機械等級はJASで定められている区分ですよ。


土台と布基礎との金欠方法です。基本的には2mピッチでアンカーボルトで緊結していきます。杉買いがあるところは両側に外側で緊結します。ポイントは①筋交いの内側で釘留めしない事。②継手は上部側で釘留めするということろです。


べた基礎と布基礎の作り方です。ここは法規でも施工でも出題される重要部分です。なぜなら構造計算で安全が確かめられても守らなければいけない規定だからです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?