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【一級建築士】花畠マル秘ノート<構造編>鉄筋コンクリート造①【重要】


鉄筋コンクリートの基本ですね。あまりコメントすることはありませんがもう一度、確認です。圧縮とはコンクリートを押しつぶすような力ですね。柱であれば断面的に上からの荷重で押し込むような力です。圧縮には極めて強いですね。逆に引張りはコンクリートを両方から引張って引き裂こうとする力です。地震が起きた時に柱が上下に引っ張られますよね。そういう力には弱い(脆性破壊)ので、鉄筋で補強したものが鉄筋コンクリートですね。


ここは鉄筋コンクリートの基本です。出題されるかというと1000%文章問題で問われてきます。どこがというと色ついているところキーワードのところです。鉄筋コンクリートは、集中荷重や等分布荷重が上部からかかっているとき、あるいは地震により両端固定になっているときにしなるように曲がろうとします。しかし、コンクリートはしなりませんね。そうすると片方(上側など)は地縮まろうとし、片方(下端など)は伸びようとします。どちらかが破壊したら終わりです。


ここも必ず出ますー重要ポイント①-どっちも同時に崩壊するのが釣合い鉄筋比というのですが、圧縮にはコンクリートが威力を発揮してくれるので縮む方が強くなります。結果的に引張られる方が先に崩壊するわけです。ですので、複筋にして下端筋を多く配置して、上端側のコンクリートが崩壊するときと同じ強さにする!これが鉄筋コンクリート造の一番のポイントです。それでも下端側が先に崩壊(まあ、ひび割れ程度ですが)しても鉄筋でくっついている感じが理想としています。


ここも必ず出ますー重要ポイント②-ヤング係数比は、鉄筋(主筋)が負担する力の割合のことです。あばら筋はせん断補強筋ですので、曲げではなく、せん断力に対してコンクリートの脆性破壊による折れを防ぎ、くっついていればよいものですね。わかりづらいでしょうがしっかり基本を押さえておきましょう。


ここも必ず出ますー重要ポイント③-なぜかというと数値を扱う部分なので皆さんが間違いやすいからです。そんなに難しくないので、これだけは覚えましょう。


ここも必ず出ますー重要ポイント④-床スラブは必ず梁と一体的に考える事(考慮するという表現を使っているので、だまされない)です。毎年必ず文章問題で7つの文章のうち3つは出題されます。どれが出題されてもいいように検討しなければいけない内容7つを押さえておきましょう。


全体に出るー重要ポイント⑤-最近はこの手の計算問題は出題されていませんが、R4年あたりは怪しいです。計算問題は政党が必須ですので、出題されても解けるようにしておきましょう。

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