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【一級建築士】花畠マル秘ノート<構造編>壁式鉄筋コンクリート造【重要】

壁式鉄筋コンクリート造

壁式鉄筋コンクリート造は、融合問題の中で出題されます。多分、4問出題られるうち、1問がその対象になります。基本的に壁式は耐力壁で持たせる構造のため、壁量やせん断補強筋比、開口部の離隔距離が問われる問題なので、そこだけ押さえておけば難しい問題ではありません。最近ではあまり採用されない構造種別ですね。昔、企業が保有していた社員寮などの造り付家具で、1ルームの部屋を金太郎飴のように作りたかった時に流行った構造種別ですね。

耐力壁の壁量

なんとなく、どこかで見たやつじゃないですか?そうです!木質構造の時に耐力壁が階数によって違ったパターンと似ています。ですので、それと合わせて覚えた方が覚えが早いです。


木筆構造と壁式鉄筋コンクリート造との違いは、壁の厚さが決められているところです。また、厚みによっては鉄筋量が違ってきます。その辺りがひっかけやすいので、せん断補強筋比と合わせて習得しておきましょう。

せん断補強筋比(%)

この開口部のLとHの関係は毎年出題されます。離隔距離は45cmは必須、かつ重なっている高さの0.3倍以上です。ほとんどが45cmで決まります。


壁式ラーメン鉄筋コンクリート造

壁式ラーメンも壁式も毎年1問出題されます。まぜこぜの4選択で構成してきます。壁式ラーメンは桁行き方向を剛性の大きい柱のような暑い壁と梁で支え、はり間方向は梁のない連続耐力壁で構成しているのが特徴です。この構成の壁構造との違いを理解しておけばよいと思います。


壁構造では5階以下しか建築できないんですが、壁式ラーメンは15階建てが可能です。但し、普通の鉄筋コンクリートよりも桁行き方向が相当ごつい仕様になりますよね。経済的に不利になりますね。

補強コンクリートブロック造

CB造は、最近注目しているものです。60㎡以下であれば簡単な納屋也倉庫はこれで作りたいですね。中国ではDIYで建造しているケースがほとんどです。覚えなければいけない部分は、組積造とCB造の違いです。CB造は鉄筋で補強しています。組積造はただ積み上げたものです。中国で建造しているものはCBを使った組積造です。鉄筋などで補強していません。


A種、B種、C種があり、一番強いのがC種です。CB造では3階建て迄建造できます。但し、1層分は3.5mで60㎡以下です。ここを押さえておけばOKです。


臥梁は、一番トップの梁つながりの部分です。頭の部分をしっかりとつなぐことで倒壊を防ぐ目的です。基礎と臥梁は鉄筋コンクリート造にしなければなりません。文章問題での出題ですので、いろいろな細かな数値の文章が出たら「合っている」と思って正答枝、「臥梁を設けなかった」臥梁をCB造にした」などの明らかな間違いしか出題されませんので、安心してください。


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