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娘の失恋 (そのまた続き)

娘から彼とは別れたと聞き
その相手からも
そのことを告げるLINEが届いたら…

普通の母親だったら
もうその時点で終わりって
心をリセットするのでしょうが
私の妄想の深さは
想像以上に巨大化していた。

心をフツフツと揺さぶる感情が
何故か止まらない。

きっときっと
彼の中に理想の夫像をも
描いていたのだろうと感じた。

娘は彼との交際中に
嬉しかった時、楽しかった時
必ずと言っていいほど写真を送ってくれた。その写真に写るふたりはいつもすごく眩しくて幸せそうで、

その幸せを伝えてもらうことが
私自身いつの間にか
日々の暮らしのメンタルケアにも
なっていたことに気づいた。


不仲ではないけれど無口過ぎる夫に
私は正直かなり疲れていた。長年暮らす中で爆発したこともあったけれど、人それぞれ心地よい過ごし方があるし、揉めることも煩わしいのでそれを強く訴えることもしなくなっていた。

そんな日常が続いている中で、娘の彼は娘の心配事などLINEで相談するといつも親身になって聞いてくれ安心させる言葉をかけてくれた。

本当はそれは全て
夫に求めていたことだった。

そんな心のサポートをしてくれていた
存在とのお別れ。心が乱れるの当たり前って、かなり依存しまくってました私が… 。

でも終わりは終わり
前に進めないので…  
って、母親が言うセリフ?
じゃないですね。

お礼のひとことで終わるはずだったのになんとなんと気づけばまた、彼にLINEをしていた。とんでもない親バカではなく、

バカ親と百も承知です。

それもかなりとぼけた?
メッセージ

「やはり本当だったんですね(←白々しい?)
 … … … … … … … …
 … … … … …  過保護な親で
何倍も疲れたことでしょうね。ごめんなさい。
今後のご活躍を祈念しています。」

後から読んで何だか
ヘンテコな文章、言葉遣いと思いつつも
最後に正直に思いを伝えられたので
良かったと思っています。

で、普通ならもう
返信はないですよね。

ところがまた 律儀?と言うか
シナリオがあるかのように

「ずっと悩んでたんですが…
 … … … … … … … … … …
 … … … … 色々ありがとうございました。」

と返信がきました。

彼もきれいに終わりたかったのかも
しれませんね。

いい人だった いい出会いだったと
はい、もう前に進みましょう!!
そして大切な会話は、
夫ともっと
しなくちゃダメだなぁーってね。

娘の失恋がいつの間にか
母の大失恋?!… のような
話になってしまいました。 


未練がましく今もたまに、ケータイに保存された2人のしあわせtwo-shotを見てしまったり、過去のLINEを見てしまう私はほんと重症ですね。
娘はきっと思い出の写真もプレゼントも処分したんだろうなぁ~    








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