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がん征圧ポスター、禁煙ポスターが完成

(記事作成:公益財団法人 日本対がん協会)

 公益財団法人日本対がん協会の2023年度版「がん征圧」と「禁煙」の各ポスターが完成しました。がん征圧ポスターでは9月のがん征圧月間に向けて、科学的根拠に基づくがん検診の定期的な受診を訴えていきます。また、「禁煙ポスター」では、喫煙はがんのリスクを高めることから、喫煙者へ禁煙を呼びかけます。
 新型コロナウイルス感染症の流行により、がん検診の受診者数は2020年度から2年連続でコロナ禍前を下回っています。がんは早期発見と適切な治療によって治すことができます。早期がんはがん検診で見つけられますが、短い年数で病気が進むがんもあります。そのため、定期的な受診が大切なのです。
 がん征圧ポスターは、「がん検診に行こう。」というフレーズとイラストに、「自分のための日にしよう。そう思って、がん検診に行ってきた。健康かどうか知ることは、自分を救うことになるから」というコピーを添えました。ポスターを見る人にご自身を投影してもらい、がん検診の受診を促す内容になっています。
 喫煙はがんをはじめ多くの病気の原因であり、治療などの妨げにもなります。禁煙ポスターは、喫煙の影響を大きく受ける肺を擬人化し、「吸わない人の肺が、うらやましい。」と嘆く姿をイラストで描きました。一方で「禁煙に『もう遅い』はありません。かけがえのないあなたの肺のために、今すぐ禁煙を」との言葉を添え、喫煙者へ禁煙を訴える内容になっています。
 たばこのない社会の実現を訴える日本対がん協会のシンボルロゴ「タバコゼロ・ミッション」と、厚生労働省健康局の受動喫煙対策推進マスコット「けむいモン」のイラストも入っています。

執筆者:公益財団法人 日本対がん協会 常務理事 石田一郎


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