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【スタティックストレッチの効果を上げる】

こんにちは。
柔道整復師の小森崚司です。

昨日ストレッチのことに少し触れたので、今日は主にスタティック(静的)ストレッチ(反動を使わないストレッチ)をする際に、効果が出るストレッチと効果が出ないストレッチの判断の仕方をお伝えしていきたいと思います。
これを知ることで、日頃のケアの精度が上がりますので、参考にしてみてください。

●結論
30秒間『伸びている感じ』がしなければ効果はほぼないので、伸びている感じがする”角度”を探すか、周りの筋肉からストレッチして、もう一度戻ってストレッチをするという方法です。

※30秒伸ばすと、筋肉、靭帯、腱などの軟部組織と呼ばれる繊維が一番効果的に伸びる時間と言われています。(文献情報)
※スポーツをやられる方は、静的ストレッチを行うと、15〜20分は筋力が低下するという文献もあるので、運動後にオススメです。

詳細は下記を参照にしてください。
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■ストレッチの目的を知る
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ストレッチは、皆さんがご存知の通り”筋肉を伸ばして柔軟性を上げる”という目的があるのですが、実践していく上でこれだけは理解してほしいことがあります。

それは
「どこの筋肉を伸ばす目的でストレッチをしているか」
です。

ほとんどの人は、ストレッチのポーズをとることに集中してしまいがちなのですが、しっかりと効果を出すためには、”どこを伸ばしているか”しっかりと意識する必要があります。


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■伸びている感覚を大事にする
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次に、「目的としている筋肉の感覚」が重要になります。

僕が今までストレッチしてきた人の訴える感覚をご紹介していきますね。

①伸びている感じ
②イタ気持ちいい
③筋肉が切れそう
④突っ張ってる感じ
⑤圧迫感がある
⑥当たる感じ
⑦詰まる感じ
⑧指先が痺れる
⑨痛い

その人の表現の仕方で、多少違いはありますが 大体これくらいでしょうか。


①〜④は個人差がありますが、目的としている筋肉に感じることができる感覚です。
これまでの僕の経験上、ストレッチをしてその場で効果が出るのは、①と②だけです。
③と④は効果はでますが、時間がかかります。

それ以外の⑤〜⑨は、施術をしていても効果が出たところを見たことがありません。
少しでもそんな感覚がでましたら、以下の方法を試してください。

・ストレッチの角度を変える
 ⇨腕の角度、脚の角度など、いろんな角度を試しすことで、伸び方が変わることがあります。

・他のストレッチをして、最後にもう一回試してみる
 ⇨伸ばしたい筋肉が伸びない理由の一つとして、周りの筋肉が固いことによるものがあります。
  そのため、他のストレッチをしてから、もう一度戻ってストレッチをすると感じ方が変わる 
  ことがあるので、試してみてください。
 
この2つを試してみても改善しない場合は、骨格や筋力のバランスの崩れが強いということが考えられますので、一度専門家に身体バランスのチェックをしてもらうことをオススメします。

画像提供
Ryan McGuireによるPixabayからの画像

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https://www.kenkou-labo.com

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