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【日本人の9割が呼吸不全と言われている】


こんにちは!
アクティブストレッチをやりすぎて、股関節にハリ感が出ている柔道整復師、小森崚司です。

今日は、日本人の9割が呼吸不全と言われているという衝撃事実を、割と最近知ったので、これについて、僕の知識を踏まえて話していきます。

●結論
正常な呼吸は、1日に23000回以上行われていると言われており、
その呼吸がちゃんとできていないと、疲れやすい、息苦しいという症状だけでなく

代謝が落ちて痩せにくい身体になってしまったり
なかなか筋肉がつかなかったり
睡眠障害やストレスを感じやすいなどの症状が出ることが考えられます。

呼吸を改善するためには
①身体を動かしながら、呼吸をしていくトレーニングを行う
②理想の姿勢を整える
③腹圧を高めるトレーニング

この3つをすることで、呼吸は改善することができます。

詳細は下記をご参照ください。

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■呼吸不全の概念
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まず、何をもって呼吸不全というのかを確認していきます。

正常な呼吸は
①1分間に行われる呼吸回数は、通常8〜12回
②呼吸1回の換気量は500ml(ペットボトル一本分)
③呼吸1分間の換気量は4〜6ℓ
と言われております。

これよりも多かったり少なかったりすると、1回1回の呼吸の質は低いと思ってください。

呼吸の回数を決定する大きい要素として、重要と言われているのが、
”二酸化炭素をちゃんと排出できているか”が一番の要素と言われております。

酸素じゃないの?と思われるかもしれませんが、
血液中に溶け込んでいる酸素の量(血中酸素飽和濃度)は、通常96〜99%で、血液はほとんど酸素で満たされております。

そのため、いかに身体の二酸化炭素を吐き出すかが重要となってきます。

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■呼吸不全の要因
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呼吸に与える影響として考えられるのは、

・食事
・会話
・運動
・ストレス
・ゆがみ
の5つが考えられます。

今日はゆがみについて深掘りしていきます。

息を吸った時に肋骨がどのように膨らむかイメージしてください。

前に広がるイメージがありますが、
第1〜5肋骨は前後に広がり
第6〜12肋骨横に広がる
という能力があります。

画像1

画像2

この動きがちゃんと出せていないと、呼吸の質は下がります。

呼吸の質が下がると、横隔膜と外肋間筋の2つの筋肉のみで行われている「通常の呼吸」では息が取り込めなくなるため、大体22の筋肉を動員して呼吸しようとします。

22もの筋肉を使うエネルギーを、1日何千回も繰り返していくと、めちゃくちゃ疲れますし、筋肉も硬くなります。
これが原因で、首肩こり、腰痛等の不調を引き起こしてしまいます。


動かせなくなる要因としては、
「肋骨を動かしていない」のが原因です。(そのまんまなんです)

人間の身体は使わないと、使わない部位の使い方を忘れてしまう生き物なんです。
だから、トレーニングを通して、身体の機能を習得していくことがとても重要になります。


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■呼吸を改善するために
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呼吸を改善するためにできることは、
①身体を動かしながら、呼吸をしていくトレーニングを行う
②理想の姿勢を整える
③腹圧を高めるトレーニング

この3つの観点から身体にアプローチをすると呼吸が改善しやすくなります。

①に関しては、身体を動かしながら、息を止めないように気をつけるだけで簡単に行えますので、日常生活動作の中で、呼吸が止まっていないか気にしながら生活してみてください。

②の理想の姿勢とはどんな姿勢かといいますと、
”理想の姿勢はこれ”というものはない、と最近よく言われております。

逆に、身体にとって一番負担になるのは”その姿勢しかとれない”という状態です。

皆さんが小学生の時、どこでも寝れた記憶がある方がほとんどだと思うのですが、
大人になってから、床に一度でも寝たら身体が痛くなったということはありませんか?

学生時代は「体育」という授業があったり、運動部に入っていた方は「部活」という運動する時間がありましたが、社会人になってから”運動”という時間はほとんどありません。

先ほども述べましたが、人間の身体は使わないと、使わない部位の使い方を忘れてしまうので、普段猫背の人は、背中をそらす事ができなくなってしまったり、
普段反り腰の人は、骨盤を後ろに傾けることができなくなってしまったりという、”動かし方がわからない”状況に陥ります。

そのため、動作をちゃんと出せるようにしていくことが、身体の負担を減らしていくことにつながります。


③の腹圧を高めるトレーニングはたくさんありますが、
・ALL4コアアクティベーション
・バード&ドッグ
・ベアウォーク
・アラウンド・ザ・ワールド
・トランクスタビリティプッシュアップ など

いろいろなエクササイズはありますが、
Youtube等で調べてみてください。

以上です。

【腹圧を高めるトレーニングの詳細はこちら】
身体と向き合う健康LABO https://www.kenkou-labo.com/

【画像の提供】
alhcerezoによるPixabayからの画像

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