見出し画像

呼吸する家の仕組みは、
自然の木が呼吸するのですか?
珪藻土などですか?
風通しが良いのですか?
などと、よく聞かれるのですが、
どれも違います。
呼吸する家は壁が呼吸するのです。
人に例えると皮膚呼吸するように、建物の壁が呼吸するのです。
化学物資も臭い分子も湿気とともに壁から排出されるのです。
ですから、窓を締め切り換気扇を回さなくても
常に換気している状態です。
その結果、湿度が低く、臭いもなく、化学物質の濃度も低いのです。
コップにコーヒーを入れて、石膏ボードに透湿クロスを張ってコップで蓋をすると
湯気と臭いが上のコップに移るのです。
この実験によって、
湿気や臭い分子が石膏ボードの壁から排出されることが確認できます。
10年経っても20年経っても家の中の臭いやカビが出ないのは、
この呼吸する仕組みなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?