人は誰だって愛されるために生まれてきたんだ。
私は欠陥商品でした。
皆さんは今、誰かのために何かしようとしていたりしますか?お仕事をするのはなぜですか?勉強をするのはなぜですか?
そう、きっと自分の人生をより良いものにするため。かなと思います。
私はね、ぜーんぶね、大好きな【ママのため】にしていたんです。
ママに褒められるために。ママが笑ってもらえるように。全ては私は【ママのために】生きていました。
ある意味、すごいですよね。自分のことではないんだもの(笑)でも、反面、姿が見えなくなると不安になる。胸がキューーーンって苦しくなってた。
まあ、ここまで話したら誰もが、
【それ、マザコンっていうんだよ】と言うでしょう。
そうです。その通りでした。
でもそれでも私は幸せでした。だったらいいじゃん?自分がなんのために生きているのかわからないって人に比べたらね。
でもこれも最近感じたんだけど、ダメなことなんだよね。
要するに私は【欠陥商品】みたいなんだよね。
【〇〇がないとできない人間】
母が死んで起こった現象
そう、なぜ欠陥商品かっていうと、タイトルにもあるように、全てをママのためにしてきたのに、中学2年の時にその最愛のママがこの世を去ってしまったの。
ママが死んで5年くらいは正直あんまり記憶がない。記憶があっても白黒、グレーな色で昭和のテレビの映像みたいな記憶しかないかな。
青春ってどんな感じ?全然パステルカラーじゃなかったよ(笑)
こうなったのも私は自分の責任だと思っている。
ママを愛しすぎたんだ。今、健康のことを仕事でしているけど、生徒さんにも【〇〇しすぎるのは良くないですよ〜。ほどほどにバランスよくね】って言ってるのにその自分がね(笑)
でもね、
ママはあの世に行っても私の近くにいてくれた。ついこの間まで。常に。そう、気配があったから。(怖いこと言うよね)
当時毎日ママの事を思って、【ママのところに行きたいよ。会いたいよ。会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。】って唱えていた。
そうするとね、閉じていた扉がふわっと開いたりね、お部屋の隅から音が鳴ったりね、ママの匂いが漂ってきたりしていたの。嘘じゃない。
普通に聞くと怖いよね。うん。怖いと思う(笑)でも私にとっては無茶苦茶嬉しい事だった。安心してた。でも歳を重ねる度にどんどん薄れていって、本当に本当にどうしようもない時にしか感じれなくなってきた。感覚が鈍くなってきたんだろう。
神の子を産んで変わってきた
それから出産を経験し、そして流産・死産も経験した。その中で、自分の体から死ぬ気で産んだ子供への愛が果てしないものであることを体感してる。
子供はすごいパワーだ。神秘的だと思う。なんで、今産まれたの?なんで今この世に出ようと思ったの?考えたことある?
どんな人だって、必ず誰かの身体を借りてこの世に誕生する。
何かの使命を持って。
私は、我が子たちが何のために産まれてきたのか。私の元に来てくれたのか。考えるようになった。
そして私は、この神の子たちに何を伝えなければいけないのか。考えるようになった。
この世にいる人たちが共通している大切なこと
私の母はもうこの世には存在しない。
でもこうやって私の胸の中には大切に存在している。だからママは今も幸せだと思っている。
【誰かに愛されるために】私たちは生かされている。
どんな強い人も、怖い人も、病気で短い時間しか生きられない人もこの世に降り立った全ての人は、誰かに愛されるために生まれてきているのだと感じた。
そう、
仕事も勉強もプライベートも全て
【誰かに愛されるために】私たちは生きているのだと思うんだ。
それが欠如してしまった人は、悪いことをして訴える。
【もっと自分を愛して欲しいんだー!!!】って。
人に危害を加える人も同じだと思ってる。
抱きしめてあげよう
以前介護施設で勤めていた時に、危害を加えて迷惑をかける利用者さんがいた。引っ掻いたり、噛んだり、唾を吐いたり、暴言を吐いたり、従業員も困らせる大変な方だった。
私も事前に知っていたので、ちょっぴり避けていた。でも、ある先輩スタッフさんが私の行為について教えてくれたの。
【ぎゅーって抱きしめてあげるといいよ。愛が欲しいんだよ。】って。
【えー!!】正直怖かった。
でも言われた通りに私はその人を強く抱きしめてあげた。そしたら、声を大きく出して泣き出したの。そして
【ありがとう】って。
私もつい一緒に何故か涙を流していた。
その時わかったの。
どんな人でも死ぬまで愛されていたいんだ。って。
私も最近、ものすごく恐怖にかられることや、不安に打ち拉がられることがある。そんな時は、自分の両手で自分を抱きしめてあげてる。
そうするとね、本当に心が落ち着くの。
そして自然と
【愛してるよ】って言葉が生まれるの。
万物を愛してみる
これは人だけじゃなくてね、
万物(あらゆる全てのもの)にも共通していると思う。
植物や水もそう。
私は今少しだけ、、
心が折れている。
でも、少しずつ愛してるものを周りに増やしていって、生きようって思ってます。
ママが私を愛してくれたように。
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