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継続を後押しするもの<メンタル・工夫篇>

継続は力なり

このことわざは、
「地道な努力を続けていくことは、良い結果や成功につながる」という意味ですが、「あきらめずにコツコツと続けていくことが大切ですよ」と教えています。

ただ、それはそうなんだろうけど「地道な努力? 苦手だなぁ」と思う人も多いのではないでしょうか?

格言やことわざには、重厚な響きがあって、その重厚さに押されて「努力?成功?自分には無理!」「別にすごい成功をしたいわけでもないし」と思う人もいるはずです。私のように。

そこで、「地道な努力」て何なのか、この言葉の中身をもっとシンプルに考えていきましょう。

「地道な努力」と難しく教えられているみたいですが、要は <「すること」を連ねていく、続けていく。> ということですよね。

同じ「すること」を繰り返していくわけですが、続けていく内にいろんなテーマが浮かび上がってきます。

まず最初に想い浮かぶのは「飽きちゃう」ということです。

そのきっかけとなるのが、<最初に思い描いた目的や目標がいつまで経っても手に入らない>と思えてきた時に、最初にキラキラと輝いていた目標を達成している自分の姿が薄れてきて、遠く感じられるようになってくることです。

「よし、やったるで~」と最初は意欲的だったのが、トーンダウンしてきます。

次に出てくるのが、
「結局、自分には最初から無理だったんじゃないか」
「その素質や体質が無かったんじゃないか」
「頑張って成果出せてる人いるけど、自分とその人は違う」
など、意欲的だった最初の気持ちとは真逆の気持ち、前進することにブレーキをかけるような否定的な気持ちが湧いてきたりします。

そうすると、同じことの繰り返しに「飽きる」という気持ちになってきて、とどめを刺すように「こんなことをやっていても無駄」とか「もっと他にやることある」などと頓挫するのを正当化するような想いが湧いてきて、最終的に止めること、挫折に至ります。

そこで第三者、先行く人から「おいおい、まだその目標を手に入れるまでやってないよ」と客観的な目線で言われた時に、初めて「継続」することの大変さが感じられてきます。

そこで、明日にでも目的・目標が手に入れられるかのような「よ~し、やったるで~」というエネルギーだけで突き進むのではなくて、目的・目標を遠くに睨みながら、いかに <「すること」を連ねていく、続けていく。> ことにエネルギーをかけていくか、そのことを楽しんでやれるかにシフトチェンジをしていくことが必要になってきます。

いかに飽きないで <「すること」を連ねていく、続けていくか>
そのためには「工夫」することが必要になってきます。

まず何かをしていこうと思うと、それに関連する情報が集まってきます。正確にはその何かに意識が向いているので、それに関連する情報が眼に入ってくると言ってもいいかもしれません。その時にその情報に触れていくこと。

ジョギングやランニングならネット検索やYouTubeで検索すると、それに関連する情報や動画や沢山出てきます。コーチや先行く実践者が教えている動画が沢山あります。

その情報に触れた時に、走り方やペースの取り方、練習方法や身体に関する情報など沢山の留意することがあることを知ることができ、それを次の練習やこれからの生活で実践してみようとすること、これも「工夫」のひとつですね。

そして、次の「工夫」をすることが、一番重要かもしれないと思っていることがあります。それは「スケジュール管理」です。

どれくらいの強度の練習をどれくらいの頻度でいつ実行するのか?それを組み立てることが必要になってくると思います。

というのも、私や市民ランナーの人達は、時間をそれ専用に取れる学生でもプロのアスリートでもありません。

仕事をこなしながら、また女性なら家事をしながら、また、いろんな用事が舞い込んできて、それに対応するのをかいくぐりながら「することを連ねていく」ことが必要になってきます。

ふと気が付くと頑張ってやってきたイメージだけが残っていたけど、確認したら何日も「することを」していなかったということがあったりします。

しない日が続くことに慣れてくると慣性の法則が働いて、またやり始めるときにおっくうさが出てきて「まあいいか今日は」とだんだんと遠ざかって、やらない日が増えていくというパターンです。

そこで「工夫」することは、「1か月の取り組み記録」をつくることです。

次の記録表は私がExcelで作ってB4版でプリントアウトして、そこに取り組んだ記録をしている表です。

部屋の眼に入るところに張り出しているのですが、実行した日をマーカーで色付けしてやった内容を書いています。

スマホや日記帳につけるだけではなくて、張り出しておくことで「自然に目に入ってきて」意識できることが大切かなと思います。

またストレッチや筋トレもそれぞれ3つにグループ分けして、全部をやることだけにとらわれず、忙しい日をかいくぐるために、どれか1グループだけこなせるように「工夫」をしたりしています。

ストレッチ&筋トレ表

表自体も時々使いやすいように変えたりします。これはバージョン3。

継続は力なりを言い換えると

このようにして「継続」は、ただ同じことをマンネリのように繰り返すだけでなく、その過程でいろいろなことを吸収でき、また「すること」を連ねるための「工夫」やモチベーションを維持すること、自分の性格に適したやり方を模索することなどを身に付けていくことができます。

それは、ジョギング・筋トレ・ストレッチなど運動の分野でなくても、何か他のことをやっていきたいと思った時に、その智慧と力を生かしていくことができますね。

ここで改めて「継続は力なり」を私なりに言い換えると、ただ成功するための成功哲学みたいな感じではなくて

「すること」を連ねていくことは、人生を豊かにするための智慧と工夫をする力を与えてくれる

ということになります。何か教え諭されていような「継続は力なり」よりも、希望を感じられるのは私だけでしょうか?


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