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「健康経営アドバイザー」取得へ

仕事上、「健康経営優良法人認定制度」という、経済産業省(以下、経産省)が主催する認定制度の取得に関わる業務に携わることがあった。

経産省HPには「健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です」と記載がある。読み進めて頂くとわかるが、一般の企業勤めの方からすると、なぜ厚労省ではなく経産省が担当所管なんだろう?と思うかもしれない。私も社内で上司に説明した際には、「なんで経産省なんだっけ?」と言われた。

この認定制度にエントリーするには、毎年8月~10月頃の締め切りにかけて、大量のアンケートに回答する必要があるが、これが結構大変(「大変」ということはそもそも健康経営の本質を押さえていない可能性があると思われる)。今年も何とか、認定基準を満たす形で提出はできたものの、アンケートを記入していて、認定制度の求める本質と会社の表面的な取り組み実態にややギャップを覚え、「これは腰を据えて、今一度、健康経営なるものを考え直す必要があるな」と強く感じた。最近、世の中では、SDGsやESG投資という観点でも、健康経営は重要なファクターであり、企業の土台を支える人材が健康であることが何よりも重要であることがわかる。

実は、わたくし自身、働き盛りの年次に大きな病気を経験し、会社を長期間休んだ経験がある。若さゆえ、健康に無関心だったと思うし、健康であることが当たり前と思っていた。そんな私だからわかることや、会社に貢献できることがあると思い、健康経営に興味を持った。(余談だが、喉元過ぎれば、、、とはよく言ったもので、入院中は残された人生健康第一で生きていこうと固く誓ったのであったが、仕事や余暇にかまけて、やや健康に対する取り組みや認識が疎かになっている気がする。健康経営アドバイザー認定取得を通して、改めて健康について見つめ直してみたいと、再度、誓うのであった)

でも、健康経営だけを扱う関連書籍は多くなく、何をベンチマークにしていいか分からない。加えて、性分なのか、まずは体系的に学んでから、業務等に取り組みたい。そこで、見つけたのが、東京商工会議所が受託運営している「健康経営アドバイザー」という認定資格。マイナー資格なので(すみません(汗))、あまり情報がなく、どんなものかと思ったが、テキストと動画学習で、確認テストに合格すれば認定されるというものであり、難易度は極めてイージーだった。金額は8,800円で、確認テストは合格するまで繰り返し実施できるので、認定率は100%だと思う。

なお、当該資格の上級資格として「健康経営エキスパートアドバイザー」資格というものが存在しており、健康経営アドバイザー資格認定後、こちらは有資格者(社労士や中小企業診断士などそれなりの難関資格)もしくは一定期間以上の実務経験者のみ受験資格を有し、知識テストとグループワークの構成で、そこそこ難易度が高そうというレベル感の資格である。ただ、この健康経営エキスパートアドバイザー試験に関する情報も殆どない。難しそうと言ってみただけで、実際の難易度はわからない。別の資格試験と並行して勉強しようと思っているので、あまり負荷が大きいと困る。と思ったので、どうせなら、自分で体験記含め勉強内容を発信してみようと思った。

そこで、勉強開始に合わせ、知識テスト対策&備忘録もかねて、noteでは、自分自身の考えや経験も織り交ぜたうえで、健康経営エキスパートアドバイザー共通テキストの内容に沿って、ポイントや論点をまとめていく。

健康経営エキスパートアドバイザー試験の情報が見当たらなかったので、今後、同じ資格を目指す方のお役に立とうとは思わないが、同じベクトルを持っている人と繋がりたい。次回からテキストの内容に沿って勉強していくので、テキストのパクリ!と言わず、この記事を読んだ方は、忌憚ないご意見はもちろんのこと、健康経営に関するアイディア、気づきを頂ければ、幸いだ。

(参考図書)健康経営アドバイザー・エキスパートアドバイザー共通テキスト2021-2022

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一読してみて分かったが、このテキストはよくできており、「健康経営」を考えるうえでバイブルになる一冊だ。他に参考図書は不要だと思う。このテキスト内に出てくる、統計資料の引用や外部リソースを自分なりに読み込んでいくと、理解はより一層深まると思う。健康経営を企業で担当する方は、是非「健康経営アドバイザー」資格だけでもトライしてもらえれば、本テキストが手に入る。継続学習が必要な認定資格につき、2年に1回更新テストがあるので、その際にも新しいテキストが入手できると思う(お金はかかるけど)。さすが経産省!商売は忘れていないw

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