芸術品としてモノを買っている話。
僕はモノを買うことが好きで、よく椅子とかパソコンとかを買ったりしている。
傍からみれば、家具とガジェット好きの人だと思われるだろう。
もちろん、その解釈で間違っていないのだけれど、選ぶ際にはこだわりがある。
それは、「自分が芸術品を集めるように本当にお気に入りのものであるかどうか」ということ。
昨今、テレワークが普及して家具を買いなおす人や椅子、パソコンを買い直した人も多いことだろう。
ただし、僕の観測範囲ではコスパ重視で購入に至る人が非常に多かった。
前提として、コスパ重視が悪いとは思っていない。むしろ、お金に慎重なのはとてもいいことだとすら思っている。
しかし、投資すべきところは投資したほうが今後の日常がハッピーなんじゃないかとも僕は思っている。
例えば、パソコンだと分厚いよりは薄い方がスマートで使いやすいし、デザインがゴチャゴチャしているよりかはシンプルな方がカッコいい。
人それぞれ好みはあるけど、自分の好みに関してセンサーを張っておくと一目ぼれする商品が出てくる。
そして本当に欲しいものだと大抵即決して購入してしまう。
そう例えるなら、賃貸選びの際にすべての条件が良く「誰にも取られたくない!」って時のあの感覚。
賃貸選びの時の「誰にも取られたくない!」という感情があれば、失敗する買い物も少なくなってくる。
ちなみに僕はたまに大きな買い物の失敗を犯す。
最近でいえば、高級チェアなるものを買って合わなかったことがあった。
その時、一目惚れだったのか?と聞かれるとそんな事はなくて「見た目はまあまあだけど、自分に合ってそうだから」という理由でポチってしまった。
今思えば「ここらで妥協したい。椅子選びに脳のリソース使いたくない」という気持ちが心の奥底にあったと思う。
そして、芸術品として買いたいかと聞かれれば、特に惹かれたわけでもなかった。
何が言いたいかというと、買い物で迷いが生じたときは一度立ち止まることも大切。大抵の場合、「お金を使いたい病」か「モノで生活を変えられるんじゃ?」というストレス発散の逃げ場を作ろうとしている場合が多い。
しかし、ご存じの通り、買い物だけでは人生は変わらない。
モノはあくまでも行動を補助する道具であり、テンションを上げてくれるものであって、行動するのは自分次第。
だからこそ、行動を促す材料として、テンションを上げてくれる芸術品として僕は買い物をする。
買い物をするときは、芸術品を買うように服も家具も陶器もスマホも本も全てテンションがあがりそうなものを買う。
これを念頭に今後も買い物をしていきたいと思う。
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