【#028】今を大切に生きる
父親が60才で他界した時、私の母はまだ55才でした。
母はそれから93才まで長生きすることができました。母親が亡くなった時は私が葬儀委員長を務めて、葬儀中はいつものように明るく振舞っていましたが、最後の委員長挨拶の際に突然涙が溢れ出し嗚咽して、一切挨拶ができませんでした。
私の5才年上の姉が「最後まで甘えん坊なんだから」としめてくれました。
父親が60才で亡くなった時、一体私に何を話したかったのだろう。もっと父親とはたっぷりと話がしたかったと思います。
父親が60才で亡くなり私も14年長く生き、74才でがんステージ3となりました。
もうすでに父親の友人は皆他界し、今では父親の思い出を語ってくれる人は誰もいません。
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