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【#031 】私の性格③
ここで私が幼い頃から一人前に扱ってもらったことは、重要な要素があります。
実は、今の医療は初めは否定することから始まります。
さらに自分を、周りの人を、社会まで全てを否定することから始まります。
たとえば私のクリニックの外来ではストレスからの肥満、生活習慣病、自律神経失調症、更年期障害など来院されて来ます。
患者さん「私はすぐに涙が出てしまい、感情失禁みたいです。」
私「涙が出るんですね、いいではないですか。感情豊かな証拠です。私も感激するとすぐに目頭が熱くなりますよ。涙が出てこない方が、むしろ怖いんですよ。」
とお話をします。
患者さん「私すぐにイライラして誰構わずに怒ってしまうんです。」
私「いいんですよ。怒りを覚えなくなったら、それこそ重症ですよ。」
肥満の方「何でもおいしくて食べるのが止まりません。お腹いっぱい食べてしまいます。」
私「味覚が豊かですね。実は食べられなくなる方が病気の可能性があります。」
と答えています。
今の肥満治療は食べることが原因だからと、患者さんが食べることを否定してカロリー制限の指導をします。
栄養のバランスから健康食品まで勧めます。でもそれは食べ物が口に入るまでの理論です。
口に入ってから栄養の消化吸収排泄は、実は人によって違います。
私の外来はすべて肯定が出発点です。
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