秋バラからの気付き

当サロンの前は
バラがずらりと数100メートル咲き誇るバラロード。

でも、私はバラはあまり好きではなかった・・・


優雅で高級感漂う花はたしかに美しいのだが、
なんかお高くとまっているようで。

たんぽぽとかスミレとかハコベみたいな
道端に咲く小さな草花たちは好きだし、応援したくなるものだ。

が、こうしてサロンの前で毎日顔を合わせていると
愛着が湧いてきて、けっこう気になる存在になってきた。

この娘は、風にゆられながら花弁をきゅっと閉じている。

いつ咲くんだろうか?

もうすぐもっと寒くなるのに、咲けるんだろうか・・・

・・・なんて、余計な心配をしている。

秋バラは、春よりも花の色が鮮やかで濃く、花びらは小さめだ。

それは、
夏の暑さと日射で干からびそうになるのを耐えて、
栄養分をぎゅっと凝縮して咲いたから、ということだ。

それを毎年、何年も繰り返して生きている。

また、同じ枝なのに春と秋では花の色が変わることもあるそうだ。

淡いピンクの花が、秋にはゴージャスな濃紅になるなんて・・・

少女が、熟女に変貌して魅力を増すようで、ちょっとドキドキする。


物事すべては、知ることでその理解が深まるものだ。

知らないうちは、誤解や間違いがある。

身体のことも同じ。

西洋医学もアーユルヴェーダもユナニ医学も中医学も、
数千年の歴史を持ちながら
まだまだ人体の神秘はすべて解明されていない。
しかし、逆に言えば、
解明されていないことがまだあるが
多くを数千年かけて解明してきたと言える。

ならば、身体を扱うプロとしては、知らなくては。

施術家として、健康づくりのプロとして
あなたの身体に誤解や間違いを起こさないように
より多くのことを知らなくては。

あなたが日々の労働やストレスで折れそうになるのに耐え
でも、めげずに、花を咲かせる、魅力を増す、
という毎年の繰り返し、すなわち人生を、
ずっと健康でいられるように、思いっきりサポートしていきたい。



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