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アルツハイマー型認知症って、何?

アルツハイマー型認知症は海外で最も多い認知症のタイプで、日本ではかつて血管性認知症がトップでしたが、やがてそうなるだろういわれた時代があったようです。現在は68%近くがアルツハイマー型、20%程が脳血管性という厚労省のデータがあります。

アルツハイマー型認知症って本当にあるの?

アルツハイマー型認知症は、よく「脳に特定のタンパク質がたまること」即ちアミロイドが深く関係していると今日考えられているようです。確かに、加齢とともにアルツハイマー型認知症の発症リスクは上がり、特に糖尿病や高血圧症などの持病のある人、頭にけがをしたことのある人、遺伝も影響するはかかりやすいと考えられているようです。

しかし、今日発症していない高齢者を亡くなった時に脳の解剖することはないでしょう。かつて海外では医療倫理的に解剖の基準がなかったころのことでしょう。高齢の修道女がなくなった時にその脳の様子は、将にアルツハイマーの認知症と同様の状態だったようです。

それにもかかわらず、認知症は発症せず、通常のやり取りがなされていたという記述を何十年も前に見た覚えがあります。この点から、同じような脳の状態でも、認知症を発症する人もあれば、発症しない人もあると、素直に考えることが必要であるように思います。

製薬など研究時の統計の使い方

新薬をつくる際に、必ず有意差があることを証明します。その証明も本当に有意差がなくてもそれらしく改竄して見せかけのデータがつくられたというので、かつて大きな事件になったことがあります。似たような話は一つに限らずあるでしょうが、それはおいても感染症については「薬は治すため」に使います。

けれども生活習慣病には「一時的に数値を抑える」ものでしかありません。治さないクスリを飲み続けるより、運動を行う方が良い結果に結びつきます。殊に30代~50代前半はまだまだ体力を戻すのにも余裕がある人が多いはずです。ところが病院によるとはいえ、経営的視点から勤務医は院長ら経営者の意向を受けて「ガイドライン」に従って一律に処方せざるをえません。

この視点で見ると、新薬の承認を得るデータをつくる時に服薬とプラセボに加えて「運動を行う」ことが比較されてもよさそうなものですが、加えられていないのも頷けます。認知症も生活習慣の延長線上にあると思います。運動を行うことが40代から意識されていれば、認知症の発症も大きく低減するように思います。医療現場と新薬承認の密接な関係、更に承認のための統計時のに運動を比較対象に入れない意向が働いているようにも見えます。

生活習慣に「運動」を取り入れることが、なぜ重要か

健康を維持するのは大変ですが、その最大の理由は筋肉を知らないうちに大きく落としているからです。筋肉には水分も多く含まれていますが、筋肉が衰えると熱中症も起きやすくなります。

よく言われるのが、加齢とともに水分が減ることです。新生児の水分は80%、乳児70%、幼児65%、成人60%(女性55%といわれることも)、高齢者50%だといわれます。筋肉は血流も良くする効果がり、高血圧を抑えることにもつながります。国民生活基礎調査(厚労省)によると40代から通院などの上位に挙げられています。

高血圧を運動によって抑えることが出来れば、他の疾患の発症も抑えることに繋がるはずです。お金もかからず、健康を維持できます。論文には、「高血圧をクスリで抑えるとがんの発症率が高くなる」とする指摘がいくつか報告されているようです。日本でガンが多いのは、まじめに服薬することによる副次的反応とするなら、若いうちに副作用のない運動に転換しても損はなさそうです。

頭蓋骨と脳の加齢による変化

アルツハイマー型認知症は脳で起きています。アミロイドが沈着するのも、血液の流れが加齢とともに弱まることが関係しているのかもしれません。姿勢の悪化が頭蓋骨を徐々に開きます。耳の穴の開き具合が変わってきますから、頭蓋骨の変化も分かります。さらに身長が低くなる際に、脳幹の位置が下がることが推測できます。

高血圧とアルツハイマー型認知症

先の国民生活基礎調査からも表れているように、高血圧治療は常に45歳以降の病院に掛かるトップを占めています。高血圧は認知症の発症や進行に特に深く関与しているといわれ、加齢と姿勢、更に高血圧があることで血流を抑える服薬が促されていく関係が見えてきます。

アルツハイマー型認知症は加齢よる姿勢の悪化が生み出す脳の状態の変化に過ぎず、別の要素が加わって認知症状が顕在化するに過ぎないのかもしれません。その要素のひとつにアプローチする対処法を指導する医師もいます。認知症では症状がある時とない時の混濁が見られるともいいます。いずれにしても、意識を清明にして、運動に取り組めば、運動の本気度も違ってくると思います。

血管性認知症は、血管障害が表れているために半身が冷たい状態が出現しています。アルツハイマー型に比して、筋肉が活動していない分、認知症状が進行しやすいのかもしれません。とにもかくにも、認知症状を抱えてなくなる姿は、本当の自分ではないことを自覚しているのか「早く死にたい」という声を聞いたこともあります。「死のあり方」をひとり1人が見つめ直す時代が、超高齢社会なのではないでしょうか。


宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。