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現代人の骨密度は心配の種

骨粗鬆症は高齢者にだけありがちだと考える人は多いようです、しかし現実には、過剰な美白意識から日光を過度に遮断したり、全く運動せずに骨に刺激を与えないという人は、どんどん増えているようです。中には20代で骨粗鬆症などという空恐ろしい女性までいるようですから、無知以外の何物でもありません。

どんなことも習慣化すると、苦から遠ざかる

知らないということは、恐ろしい結果を防ぐ手段も身についていませんから、クスリにばかり頼りがちで生活習慣は変わらない人が多いでしょう。毎日の生活にはどんな場面でも必ず表面的な知識ばかりに捉われず、本質を見極めて行動に移すことが重要です。

まして生活習慣にするまでには、良いことであっても、自分の習慣と程遠いとなかなか習慣化できません。習慣化するためには、自分の生活習慣や癖、好き嫌いなども見極めて、好きな方に属する取組みを増やすと案外楽に習慣化できます。苦手なことは苦以外の何物でもありませんが、興味があったり、好きなことは容易に毎日取り組めるようになるはずです。

かつての推奨はカルシウム摂取、現代はさらに刺激運動を

健康情報、医療情報は、刷新されていることも少なくありません。
かつては牛乳などを飲んでカルシウムを良く摂るよう指導されました。現在は論文などでも指摘されるように、カルシュウムの摂取に加えて運動等で骨を刺激しないと、カルシウムは定着しないことが明らかとなっています。

簡単にいえば、どんなに骨に良いものを食べても、刺激を自分で与えないと骨にカルシュウムが定着せずに減っていくことを意味します。現代人は歩くことさえ十分でなく、踵や足への刺激が足りない人が多いようです。年齢以上に骨密度が減少していると骨粗鬆症になることが心配になります。

踵や脚の骨などへの刺激運動

踵など脚部に刺激を与えると、全身にいい刺激となって伝わるようです。このことから効率的に全身の骨密度が高まりやすくなります。若い時は運動ができても、加齢とともにまったくやらない、出来ない運動では継続性の点から推奨できません。中高齢者でも続けてできそうな運動がお勧めです。
1.中年向け運動
 ・なわとび
 ・階段を一段飛ばしで降りる
2.高齢者向け運動
 ・かかと落とし
日常化に取り入れやすいものをあげてみました。習慣化できるか、自分の体力と運動能力と相談することになりますが、キーワードはかかとや脚に「刺激を与える」です。

まずは骨密度を計ってみる

地域によっては、女性を対象に無料で一定年齢ごとに骨密度を計測できます。地域ごとに異なりますが、男性を対象としているところはわたしはまだ見つけていません。研究でも女性は男性の3倍のリスクがあることは指摘されていますが、男性を対象にする研究は多くないようです。

ただ男性は加齢とともに腰椎の骨密度減少率と骨吸収亢進には負の相関がみられるといいます。女性同様に骨吸収の亢進が骨密度の減少につながることも懸念されるようですから安心は禁物です。

いずれにしても男女ともに加齢とともに自身の骨密度の状態を把握しておくことに越したことはありません。まずは市区町村で無料、もしくは超格安で測ることができる自治体もありますから検討してみましょう。

次いで民間でもドラッグストアや医療系店舗などで、格安、無料で計測できるところもあるようです。今の自分の骨密度を知っておくだけでも、取組むべき目標が出てくるかもしれません。高齢者の健康は、筋肉を維持したり、血液の状態を健全にしたりすることが重要ですが、それらの取組みに関わる重要な基礎体力が健全な骨です。骨密度に気を配りましょう。

宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。