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70代であちらの病院、こちらの病院

健康に気づかうことなく、普通に現代的生活で年齢を重ねてきた人は、中高年になると病気のひとつや二つを抱えることになります。まだ働いている60代なら病院の待ち時間も苦になりますが、70代で仕事からも離れて複数の病気を抱えていると、病院で診察を受けることが仕事のようになって、専門別にあちらの病院、こちらの病院に行く人は多いようです。

なぜ高齢者は専門分野別病院へ行く必要があるのか

高齢者にとって「あちこちの病院」とは、上記掲載のドクターショッピングとは異なります。ドクターショッピングが同じ病気に対してしっかりとした診断を求め、病気を確定して治療を求めていくのに対して、各専門分野ごとに行く病院が異なるという意味です。

中には幅広く治療できる病院もありますが、分野別に初診料を払うことに変わりはないと思います。いくつかの診療所・ドクターが一か所に集まる形態の病院群も都会などにはありますが、経営が別であることに変わりありません。場所の近い遠いは問わず、専門ごとにいくつかの病院に行くことです。

昔は高齢者も内科医がすべて見ていたように思いますが、専門分野化が進んで、眼・耳・内科など、内科はさらに専門分野に分かれていて、消化器系、呼吸器系、循環器系、神経内科、内分泌・糖尿病・代謝系、などがあります。

患者にしてみれば、標榜している専門病院に行くことになりますが、別々にクスリも出されますから、病気が増えるほどたいていは薬剤も増えることになります。

本当は生活習慣病に意味がない!?専門分野別医療

病気ごとに治療して意味があるのでしょうか。
わたしはド素人ながら、全く意味がないと考えるべきだと思っています。高齢者がかかる病気は生活習慣病と体力が落ち、免疫力が下がったことでかかりやすくなる感染症です。いずれも体力の低下が大きな原因で、体力とは筋肉量に直結します。

筋肉といえば、下半身に7割、上半身が3割といわれますが、下半身に量が多いことが分かります。ふくよかな人、恰幅のいい人、原因不明で不調の人の体形はどんなでしょうか。筋肉量は如何でしょうか。

近年は総合内科も一般、高齢者、腫瘍に分かれます。腫瘍の予防に歩くことが良いとも指摘されたり、「なまけもののマウスからがんになる」という本も出ていますが、体を動かさないことによる毛細血管の維持が困難な状況と関係しているようにも見えます。

クスリを特定するために病名探しをしているように見える

筋肉量にも、体形にも問題があるのであれば、それこそ生活習慣病そのものです。どんな病名であれ、この2点を意識して必要な運動を十分に行う、食事のあり方に気をつけるなどというように習慣を切り替える生活を送れば、病気が回復してくると考えるべきです。

わたしの眼には、失礼ながら何だか病名を特定しないとクスリが出せないために必死になって病名探しをしているようにしか見えません。

高齢者の病気は、多くが生活習慣病

高齢者は腫瘍(がん)も含めて多くは生活習慣病になります。わたしが生活習慣病を全て克服したのは、大方が筋肉が大幅に減っていたものを旨く増やすことができたこと、食事の内容や食事の仕方を見直したことによります。

生涯のうちにガンに罹患する確率は、男性65.5%、女性50.2%となっていますから、俗にいう二人に一人はガンになるという数字を上回っています。ちなみに、若い頃から体温が低い送っている人も多いようですから、それらも一因ではないでしょうか。

生活習慣病克服は、意識と生活習慣の転換が必要

一般に思っているそれを克服するための時間や量、内容は随分低く簡単なように思われるかもしれません。しかし、必要十分なレベルに達するにはかなり非日常的な運動をこなす必要があります。食事については現代人は年齢の割に量も多いように思います。本来の胃の大きさを取り戻すのに、順調にいっても半年はかかります。

ハードルは高いが、何歳になっても筋肉は増やすことができることが知られています。病気を抱えたからといって、クスリ漬けで動かない生活を続けると益々病気を拾うことになります。病院に行く暇があったら、体を動かす時間を十分につくった方が健康に良さそうに思います。

宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。