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ランニング日記

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日々のトレーニングについて書いています。
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2021年3月の記事一覧

ウォーミングアップとクールダウンの重要性

一般的にウォーミングアップ(以下、アップ)は「準備体操」、クールダウン(以下、ダウン)は「整理運動」と訳されることが多い運動です。 アップは「レースやトレーニングに備えてカラダを温める運動」ことを指し、ダウンは「レースや高負荷トレーニングの後にカラダの疲労回復促進させる運動」のことを指します。 暑かろうが寒かろうが、どのようのな状況であっても、カラダを動かす準備であるアップと疲労回復を促進されるダウンは故障しないためにも必要です。 今回は「アップとダウンの重要性」に

故障した時に「やる気」を維持する方法

ランナーにとって、理想的なのは走り込みをしても故障をしないことです。 ランニングでは自分の足に体重の何倍もかかりますが、日々のカラダのケアや練習計画の調整、そしてランニングのための筋トレで故障を予防することはできます。 しかし、注意していてもランニングを始めたばかりの人やカラダを追い込む練習をする人は故障する時は故障してしまします。 練習というのは「カラダが故障するギリギリのライン」でやるとパフォーマンスの向上が期待できますが、この線引きが難しく故障してしまうのも事実

走っていれば一度は経験するはず。ランニング時に起こりやすいケガの種類

ランナーにとって理想を言えば、走っても走ってもカラダのどこにも痛みが出ないことです。 しかし、そのようなことはマレでしょう。 日々走る多くのランナーは筋肉痛などの気にするほどのものではない痛みを感じていると思います。 でも痛みが長引くことはなく、短期間で自然と治っていることでしょう。 その一方で、オーバートレーニングなどにより重度の痛みを抱えるランナーもいることは事実です。 痛みが出たことにより長期にわたって休養せざるを得ない状況になることもあると思います。 今回は

「普段の生活」でできないことはトレーニングでもできません!

日々運動したりカラダのメンテナンスを日課にする方は多いと思います。 朝の散歩だったり、風呂上がりのストレッチなどがそれにあたります。 さらに、レースや試合に出ることを目標にしている方は忙しい日常の中でなんとか時間を作り納得できる結果を出すためにトレーニングに励んでいることでしょう。 ただ、トレーニング中に修正したいのに、どうしてもできないことが一つ二つある方がいます。 ランニングで言えば「フォームが悪い」「腰が落ちて足だけで走っている」など効率がいいフォームを手に入れ

フォームは形から 変えても意味がない!

長年続けていると「慣れ」というものが生まれます。 最初はうまくいかないけど、経験を積み重ねることでスムーズにできるようになり、そのうち無意識でできるようになります。 ランニングも例外ではありません。 最初は少しししか走れなくても、継続して走ることで長い距離が走れるようになります。 カラダが長い距離を走ることに慣れてきた、ということです。 しかし、ランニング生活を続け、それに慣れてしまったことで逆に見落としてしまうものもあります。 その中でも「ランニングのフォーム」は

学ぶべきは「失敗するパターン」!

失敗はなぜ起きるのでしょうか? 何度も注意しているはずなのに失敗は起きます。 レースに何回出ても目標タイムに届きそうで届かないレースが続くことがあります。 例えば、タイムを出すことに焦りがでて前半のペースが早くなり過ぎるという「失敗パターン」が続いてしまうことなどです。 ではどうすれば失敗は起きなくなるのでしょうか。 今回は「失敗を少なくする方法」について考えてみます。 ■学ぶべきは「失敗するパターン」近年、ビックデータを活用することが増え、色々なデータを目にするこ

フルマラソンを走ったら必ず休む!

フルマラソンは想像以上にカラダへの負担が大きいです。 42.195kmの距離を何時間もかけて走るのですからダメージは自分が考えているより大きいと考えていた方がいいでしょう。 しかしながら、「フルマラソンを走るまでどうするか?」という情報はありふれていますが、「フルマラソン後どう過ごすか?」という情報はそれに比べて少ないように思います。 今回はフルマラソン後の過ごし方についてお伝えしていきます。 ■フルマラソンを走ったら休む!フルマラソンは不思議なもので、あれだけツラ

これで失速しない!正しいカーボローディング

長い距離を走る時には事前にエネルギーをためておく必要があります。 そのため、フルマラソンの前などには炭水化物多めの食事をするわけです。 個人的にレース前はうどんの上にモチを乗せた「力うどん」をよく食べます。 これを「カーボローディング」というのですが、やり方を間違ってしまうと体重がレース直前で増加してしまい、思うようにカラダが動かなくなることがあるのです。 今回は「正しいカーボローディング」についてお伝えします。 ■カーボローディングとは? まずは「カーボローデ

あなたは朝食を食べてますか?

世の中、夜型の生活をする方が多くなり、食事をする時間も毎日違ったり、1日二食だったりする方もいらっしゃると思います。 そのような生活をしていると朝食を取らないで仕事に行ったり学校に行ったりすることが多々あるのではないでしょうか。 また、ランナーの方であれば朝起きてカラダを動かすものの、体重を気にして朝食をあまり食べなかったりする方もいると思います。 しかし、それは間違いです。 起床後の食事は一番しっかり栄養を取らなければなりません。 今回は「朝食の重要性」について書

トレッドミル(ランニングマシーン)を使ってフルマラソンのタイムを予測できるのか?

フィットネスクラブにいくと必ずあるであろうトレッドミル(ランニングマシーン)。 今や家庭用も販売され、利用する方も増えていると思います。 トレッドミル(英語:treadmill)とは、屋内でランニングやウォーキングを行うための健康器具。ルームランナー、ランニングマシン、ジョギングマシンなどとも呼ばれる。また、歩行用の低速のものはウォーキングマシンとも呼ばれる。 参照元:ウィキペディア 室内で走ったり歩いたりできるのでトレッドミル(ランニングマシーン)は便利なアイテムで

インターバルトレーニングが苦手なランナーにオススメ!北欧生まれの「ファルトレク」をやってみよう!

インターバルトレーニングは設定した距離を設定したタイムで走るトレーニングです。 休憩間隔を調整し、心拍数をなるべく下げずに繰り返すことで、心肺機能とスピードを強化します。 しかし、ハッキリ言って「キツイ」練習になります。 スピードが欲しかったら避けては通れない練習ですが、人によってはついていけなかったり、設定通りに走るため窮屈さを感じるかもしれません。 そんなランナーにオススメのトレーニングがあります。 「ファルトレク(fartlek)」というトレーニング方法です。

肉体疲労が取れないのは脳の疲れが原因!?

別の記事で「カラダの疲れをとる方法」と言うことについて書きました。 世の中にはいろいろな疲労回復があり、個人個人でお気に入りの疲労回復方法を持っていると思います。 ただ、毎回ではではないとは思いますが、こんな風に思ったことはないでしょうか。 「おかしいな・・・今回は疲れが取れないな・・・・」 実は肉体はしっかりと休息は取れているのですが、別に大きな原因があるのです。 これは放っておくと故障につながります。 その大きな原因とは「脳の疲れ」です。 今回は肉体疲労と

ランニングのパフォーマンスを決める3つの要素~その2  無酸素性代謝閾値(AT値)と乳酸性閾値(LT値)

マラソントレーニングをする時、長い距離を走るトレーニングだけでは走力の向上は見込めません。 マラソンのトレーニングをする上で、ランニングのパフォーマンスを決める要素がなんなのかを理解しておく必要があります。 ランニングのパフォーマンスを決めるのは以下の3つです。 1. 最大酸素摂取量(VO2MAX) 2. 無酸素性代謝閾値(むさんそせいたいしゃいきち,AT値)と乳酸性閾値(にゅうさんせいいきち,LT値) 3.ランニングエコノミー そして別の記事で「最大酸素摂取量(

ランニングのパフォーマンスを決める3つの要素~その1「最大酸素摂取量」

マラソントレーニングをする時、長い距離を走るトレーニングだけでは走力の向上は見込めません。 マラソンのトレーニングをする上で、ランニングのパフォーマンスを決める要素がなんなのかを理解しておく必要があります。 ランニングのパフォーマンスを決めるのは以下の3つです。 1. 最大酸素摂取量(VO2MAX) 2. 無酸素性代謝閾値(むさんそたいしゃいきち,AT値)と乳酸性閾値(にゅうさんせいいきち,LT値) 3.ランニングエコノミー 今回は「最大酸素摂取量(VO2MAX)