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【相続3】葬式①

病院に到着。叔父さん、、、安らかに眠っている。
看護婦から「所持品について不要なものがあればこちらで廃棄する」とのこと。電車で来たなのでありがたい。

お金(小銭程度)以外は廃棄する事にした。
髭剃り、杖、洋服、入れ歯などほとんどを廃棄とした。

葬儀屋の斡旋をしてくれたが、斡旋用紙からは選択せずに、スマホから検索して、叔父さんの家から近い葬儀屋にした。よくある幹線沿いにあるメジャーな葬儀屋だ。

電話で病院の場所や私の情報を伝えた後、1時間もしないうちに、遺体を引き取りに来てくれた。
システマティックだ。

看護婦さん、叔父さんが病室→霊安室→霊柩車までの移動の間、寒い中ずっと立ち会ってくれた。
葬儀屋の担当さんも丁寧に叔父さんを包んでくれて、看護師さんと一緒に手を合わせてくれた。
特に看護婦さん、忙しいだろうに恐縮してしまう。

足がない電車で来た俺。
霊柩車に乗って、そのまま葬儀の打ち合わせと考えていたが、打ち合わせは14時からとの事で4時間待ちとなった。少しイラッとした。
病院を出て、一人トボトボ最寄駅に戻り時間を潰す。
とにかく寒い。

葬儀費。
今後のことも考え、お金はかけられない。
出来るだけチープにしようと決めた。叔父さん、ごめん。
結局、44万だった。

************ 豆知識 ************
火葬場は市区町村と提携しているので、提携先で火葬をすると1万円かからない。7千円程度だ。
地元民を優遇しているって感じだ。
混んでいるからと言って、隣の市区町村が提携している火葬場で行うと、コストはその10倍以上は掛かる。

************ 豆知識 ************
一方で、火葬が先延ばしになると遺体を安置する期間が長くなり、葬儀屋に払う安置コストがかさむ。
火葬コストとの天秤だ。

火葬場の空き状況は葬儀屋が、打ち合わせの場で、葬儀屋が電話をするので、その内容は信じるしかない。
嘘をついて、火葬可能日を先延ばしにして、安置コストを搾取する事もできると思った。
契約後、地元火葬場に空き状況を確認してしまった。
葬儀は嘘をついていなかった。

************ 豆知識 ************
独り身の叔父。遺影は作らなかった。悩んだが、今思うと作らなくて正解だったと思う。残った親族が取り扱いに困るからだ。
棺桶などもシンプルにした。
後悔は、遺体の腐敗を防止する処理を契約した事だ。
不要だったと思う。
2月の寒い時期、腐敗するわけないし、付属している化粧が重要だとおもわない。
腐敗防止ををするため、叔父さんを運び出す運搬費も追加になる。
「叔父さんを安らかに」と葬儀屋に言われると、何となく承諾せざるを得ない感じだった。





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