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シン・人材マネジメントシステムの時代がやって来る

SoR領域の基幹情報システムの一部としての人事情報システムと人材マネジメントシステムは本来的には別物だ。人材マネジメントが本当に必要としているシステム、ソリューションは非構造化データ(テキスト、音声、動画なんでもいい)を対象にしても(インプットにしても)、人材マネジメントに必要な洞察、インサイトを出力できるシステムであると考えます。

極論すると、人事担当者の「記憶を代替」してくれるようなものと言ってしまってもいいかもしれません。

いままで、タレントマネジメントシステムは人事担当者の記憶という非構造化データを、何とかして構造化されたデータとして管理しようとして苦労を重ねてきたのではないか?

しかしながら、どんなに構造化しても必ずどこかに非構造化データが残ってしまう。そして、得てして構造化できなかったデータの方に情報としての希少価値があったりする。
だからこそ、人の記憶が重要なのであるけれども・・・。

おそらく、この状態を一気に解消してくれる鍵をにぎるテクノロジーこそが生成系AIになるように思える。
もちろん、生成系AIが出すアウトプットが必ずしも正しくない可能性がある。その認識を持つものの、それはどのようなデータを生成系AIが食べているのか?ということに依存するものだから、生成系AIに食べさせるデータを再考すればいいと考える。
また、最後にそのインサイトをどう判断するのか?は人に委ねられるべきものであって、そこは変わらぬ人の意思決定の問題である。

2025年に向けての人材マネジメントの競争は、非構造化データをどれだけうまくハンドリングして社員の学習と成長の支援に活かせるか、社員から見れば適材適所、組織(会社)から見れば適材適所をいかに巧く実現するか、この競争になるのではなかろうか?
生成系AIが人材データの取り扱い方を劇的に変えてくれる。それだけのものすごい起爆力を持っていると感じ始めています。


雑感的、備忘録的な投稿で失礼しました。


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