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アイコンタクト

みなさま、こんにちは。
物事をリード(Read)し、「引用・気づき・行動」にてアウトプットするリーダー(Leader)
アウトプットリーダーきらけんです。
私は会社員(IT営業マン)として働きながら、日々、学びに時間を費やしています。

本日の学びは、『アイコンタクト』です。

「目は口ほどに物を言う」
目を見るだけでコミュニケーションが成り立つ。
こんなコミュニケーションに鳥肌が立つ。
サッカー選手など目だけで会話をするそうだ。

あるエピソードが脳裏に浮かんできた。

今から20年前のことだ。
ビアホールでバイトを始めた学生時代の私。
カウンターでビールを注いでいた。

カウンターの一番端にいつも座る常連の男性客がいた。
長い雨傘をいつも持ち歩いていたので、バイト仲間の間では「カサ」と呼ばれれいた。
「カサ」さんは、多くの顧客が注文する中ジョッキではなく、ビアグラスにてビールを飲んでいた。
先輩から「カサはビアグラスだから」と言われていた。

確か彼は耳があまり良くなかった。
補聴器をつけていたかもしれない。
だから、彼は手を挙げてカウンタースタッフにアイコンタクトで注文をして、グラスビールを提供していた。

ある時、私は彼に間違って中ジョッキにてビールを出したことがある。
「カサ」さんは渋い顔をした。
「しまった、ビアグラスだった」
私は謝罪し、取り替えようとしたが断られた。

常連客にとって自分のことをいかに覚えられているのかが、居心地の良さに直結する。
20年近く前出来事だが、私は「カサ」さんの渋い顔が未だに忘れられない。当時、バイト歴が浅かったこともあるが、顧客にとっては関係のないことだ。

買い手は売り手に期待するのだ。
何度も商品を購入していれば覚えていて欲しいのだ。
「いつもの」といえば、「ビアグラスのビール」が出てきて欲しいのだ。

コミュニケーションに言葉はもちろん大切だ。
ただ、中にはアイコンタクトで通じるコミュニケーションも大切だと思う。

私は今、閉店間際のスターバックスコーヒーでこの記事を書いている。
店員さんが私の元にやって来ようとする。
反射的に「閉店時間ですよね、わかってますよ」と目線を向け頷く。私も20年経ち、アイコンタクトができるようになったようだ。


本日の学びは、『アイコンタクト』でした。

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