内とは?外とは?

スタジオで先生がよく言及する話がある。ウチとは何か?
昔は位が高い場所であり、実際に床が高いところにあった。それに対して、今はその意識はあまりないのではないか。
実に世界調査の結果、日本における室内は汚い部類に属するらしい。
逆に土足で室内を利用するアメリカなどの方が綺麗という調査結果がある。そこで、現在の日本における内の捉え方は昔と大きく変わっていると言えるのではないか。
そこで、現在の内と外の分け方で部屋を分けること自体を変える事が解決策の一つになると考える。

私の家ではやはり家の中をきれいに保つことを強要されている。特にベランダから部屋に入る時が特に神経質な場面だ。私は個人的にベランダ、外には裸足でいた方が心地よい。常に靴や靴下を履いているのが窮屈に感じてしまうし、自然を感じれる環境でそんな勿体無いことはしたくない。
しかし、そのまま家の中に入ると床に汚れの足跡がついてしまう。その掃除がとてつも無く面倒臭い。部屋はきれいに保つ、外はきれいにするっていうことが今は当たり前であるかもしえないが、そこに疑問符を唱える。例えば風呂場やキッチンなどの水回りはよく汚くなるし、そこを毎回掃除するのもめんどくさい。そこで、それらを掃除しなくてよくするにはどうすれば良いか?それらをいわゆる汚くてもよい場所に部類される空間において見るのはどうだろうか?(ここでの汚いは極論では無く、庭や土間などの最低限の管理をする場所である)
そうすると、内と外という空間の分け方では無く、綺麗な空間と汚い空間で分けられるのではないか。

ここで、気になるのは綺麗な空間での活動と汚い空間での活動の違いである。
まず大きく綺麗と汚いを水をテーマに家の部屋ごとに分類してみる。
綺麗:寝室、廊下、リビング、倉庫、階段
汚い:キッチン、風呂、テラス、玄関、トイレ

ここから読み取れるのは、短時間利用の空間、通路は比較的綺麗に保たれる。
その場所での使用用途がある程度決まっているところが、汚くなるのではないか?
*部屋で分けてしまうと少し曖昧な結果になってしまっているので、利用方法で分けて見ても良いかもしれない。のちにやってみようと思う。

ここから言えるのは、内と外という概念的な分け方では無く、より具体的にどう違うのかで部屋や用途を分類することが大事かもしれない。
そうすることで、より日本人の内外の考え方を改め、よりよい生活空間を普及させていくことができるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?