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夢見る農学校

2024年6月23日(日曜日)
夢見る農学校:レポート
小雨の降る中田植が始まりました

・苗取り(陸苗代)
陸苗代で育てたひとめぼての苗(4月に種まき)を苗取り。

雑草との見分け方、毛が生えているのが稲、根元が赤いのは、草の可能性あり。節間(せっかん)が詰まっているものが良い。

・自然農法田(草刈り、草伏せ、大麦の穂の収穫)
生えた草を鎌で刈り、その場に伏せる。
別名「亡骸(なきがら)の層」、伏せた草が有機酸をだして除草効果が高まる。保水力もある。
有機酸は、土壌環境を植物自らが改善しようとして出す分泌物でもある。

水田の主な雑草、ホタルイ、クログワイ、コナギ等。
雑草駆除には、雑草を土中に埋め込む、2回代掻き、
深水(ふかみず)という水深管理の方法がある。
耕す荒代かき1回め 深水で代かきホタルイの種が浮くのですくい出す 重いものから沈み草の種に1センチ以上のトロトロ層ができると草の発芽が抑えられる
水位を落として草を発芽させて2回目の代かき
6月中旬にクログアイが発芽すると軽くなるので深水で3回目の仕上代かき 浮いたクログアイを土手にかき揚げて3日後に田植え

冬季湛水は、雑草の発芽と水鳥による雑草種子の捕食による防除効果あり。
自然農たんぼ
2回草を刈ると、もう稲の方が草より強い?

川口由一自然農法田

・自然農法田(田植え)
陸苗代で作った苗(ひとめぼれ)を植える。
縄の結び目は60cm間隔になっていて、その中間の30cm間隔で苗を植える。
縦の列の間隔は40cm。
草刈りに入る為

・冬季湛水田(田植え)
餅米(しらげもち)、ポット苗(ささにしき)、陸苗代苗(ひとめぼれ)を田植え。
ガイドラインの縄の手前に植える。
雨がふり作付け線が見えなくなってしまったので作付け線を横に張って並んで植えました
進行方向の前に植える。無駄に田んぼに足跡をつけない!

米糠を水で練る団子を作って田んぼに投入すると除草効果あり(カヤツリグサ、ヒエ等)。ヒエは15センチ位の不可水で浮力に耐えかねて浮いてくる
米糠による太陽光の遮光、腐敗による土壌酸欠が雑草の発芽、生育を阻害する。

不耕起冬季湛水圃場 
草が抑えらてませんでした
そこで3/4耕して代をかきました
5cm耕した圃場

ポット苗も植えてみました

・興味のある人は、岩澤伸夫、ふゆみずたんぼで調べてみると良い。

雨の中お疲れ様でした


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