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夢見る農学校2024年4月17日レポート
丸山尚子さんレポート
2024年『夢見る農学校』 機械を使わない有機稲作勉強会
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4月の苗代づくり2024年4月17日
2024年『夢見る農学校』 機械を使わない有機稲作勉強会
4月の苗代づくり
晴れの日が続き、春らしくなってきた池田町。
残雪のこる北アルプスの山々が 美しい。
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そんな場所で今年も始まったシーズン2「夢見る農学校」。
夏日かと思う 程の気温の高い中、パーマカルチャーにも関心が高いメンバー12名がシャンティ クティに集まった。機械がいらない稲作というのに、魅了を感じ、自分でも実践できるようになりたいと願ったメンバーだ。
まず、はじめに健二さんさんからご伝授 いただいたのは、機械オイルや、車屋さんで出る空きペール缶の活用法。
ペンチの ような工具で、蓋の周りを上にめくり外していく。
開けて見ると中には意外とオイ ルも残っていた。
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ケンジさんVoice
スコップや鍬の柄に残り油を利用するといいよ!
「なんでもねあるものを活かす」というのは とても大事!
→次回、ペール缶で作ったモミ ガラの竈を使って見せてくださるそう。
モミガラもコイン精米で無料でもらえる材料
モミガラ竈(ぬかくど)は、モミガラの燃え るガスで火力を保つ。
(ぬかくど)詳しくは健二さんのWEB記録
→http://www.ultraman.gr.jp/perma/nukakudo2008.htm
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<本日の午前中のメニュー>
・燻炭作り ・シャンティクティツアー ・ティピ温室の作り方実演
・野菜の苗の鉢上げ
1)燻炭の作り方
着火剤として杉の葉と木端に火をつける
※点火が安定するまで10分くらい待つのがいい。
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枠なしでも出来るが、枠があるとバラらけることなく燃焼してなお良い。燃焼が安定したら、燻炭器を種火の上に置いて籾殻を入れる。
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途中、かきまぜたりして、2〜3時間で完成。
完成したら、煙突を抜き、水をかけて鎮火。
水をかけないと炭(中性)ではなく
灰(アルカリ性・油汚れが落ちる洗浄成分などはアルカリ性が多い。
廃汁で洗剤も作れる)。
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<燻炭の利用方法>
苗を育てる時に腐葉土に混ぜたり、畑に混ぜる。
★土に混ぜて使うことで保湿性があがる ★
すき間ができることで通気性もよくなり、植物の根腐れや水切れを防ぐ
★炭化させると目に見えないほどの小さな穴がたくさん開くため、微生物の棲 家になり菌ちゃんが活性化する。
混ぜる割合は色々ある模様。
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途中で火が消えても、写真のように点火しなおしすことが出来る。
燻炭作り|shanthi-usui #note https://note.com/kenjiusui/n/n20e5d3136155
2)シャンティクティ・ツアー
全貌の詳細はこちら→https://note.com/kenjiusui/n/nf7083dd6cf7c
資本主義のつながりを断ち、そこにマーケットを置くやり方。
健二さんの話で 屋根に例えての瓦の話がいつも印象に残る。
資本主義は、縦に瓦を積む。
瓦が高い ことに価値があり、一枚の瓦の下に何枚もの瓦が下敷きになる。
いくつか瓦が欠蹴 ようが、問題はなく、雨を凌げるのは縦に積んだ瓦の下の1人だけ。
一方、横に瓦を つなげば、多くの人々が雨を凌げる。
ユニット 面の考え方。
それは一枚欠けても雨 が漏る。
横に繋がる瓦のようなユニットの社会のあり方は、誰もが必要とされる世 界。
まさにコモンズ 資本主義の次に来る社会
自然界は正に役割のない命、不要なものは存在しない。
上下関係の、一部の人 が恩恵を受ける資本主義社会から、農繋がる、結(ゆい)のコミュニティ。
全をベースにての資源は共有する・公開されている。
所有の概念が薄まった世界観。
youtyube・ Linux:Linux(リナックス)は、オープンソースのオペレーティングシステム (OS)として、多くのPCサーバ用途で採用されています。
Windowシステムや ツール群を備えたLinuxも登場しており、デスクトップ/ワークステーションPCで も採用が進み、FAシステムや装置組み込みコントローラでも使われるようになって いる模様。
これは私も使ったことがなく、知らなかった。
また洗濯の話、自分は綺 麗になるが地球は汚れることへ、思いが向かない。
環境問題・政治など何事も、反 対賛成、正義だと対立せずに敵を作らない調和の考え方。
非暴力不服従のガンジー のように第三の選択を模索する姿勢が、これから問われる時代になったというの は、正にそうだと感じた。
日本の合気道も、戦わずにかわす武道。
敵を作らない立 ち位置、姿勢は学ぶことが多い。
コスタリカの平和教育を思い出す。
循環する暮ら し方と清貧などのわきまえた美しい日本古来の価値観。
生き方。
パーマカルチャー はオーストラリア発祥であるが、ルーツは日本にあるという。
あるものを活かし、 足るをしり、農で協力して調和して生きてきた、賢く美しい昔の日本人の要素を見 習う学びがここにあるのかもしれない。
タネの話
![](https://assets.st-note.com/img/1713380565871-suBvBy7AO2.png?width=800)
F1が全て悪いわけではない。たねの95パーセンとが外国産だということに問題がある
掛け合わせて、特性を絞っていく方法のF1種 は、出荷にあたり合理的で農家の品質の安定を支える側面としてはいい部分もあ る。
ただ、その中でも突然変異の雄性不稔で出来たF1種が、食すものに長期的な影 響を及ぼすかは未知数なところもあり、懸念されている背景がある。
また、ある一 定の農薬への耐性を兼ね備え除草剤に負けないタネとして開発されたものは、タネ そのもの以上に、除草剤とセットで販売される目的で除草剤使用を促す影響もあ る。
ここ近年の種苗法廃止などに伴う社会情勢の中、自家採取がどれだけ安心で、 何年も種取りすることで、そこの土地にあった特性が固定化されたタネになるのは 時間もかかるが非常に健全な品質保持の方法であり、継承していきたいことであ る。
3)ティピ温室の作り方
→https://note.com/kenjiusui/n/nb9eae8d98f8c
3mの竹が13本
ティピ直径×3.14=長さの温室シート 外周
ロープ6ミリ10メーター2本・小石
大きさなどは上記リンクを参照
利用方法: 安曇野エリアだと、5月中旬まで霜の心配があ る。
春の育苗の温室としてや、冬場の葉もの野 菜を育てる場にすることが出来る。
夏は温シー トを外してトマトやきゅうりなどの支柱として 使える。
![](https://assets.st-note.com/img/1713380605939-Z8vNYv71Rf.png)
4)夏野菜の種まきと苗箱からの鉢上げ育苗について
発芽温度が特に高温(15度以下だと発芽が鈍る)であるピーマン・なすは、春の遅 い地域では踏み込み温床が活用される。
・もみがら・土・腐葉土・わら→発酵熱で60度にもなる
キッチンペーパーを湿らせて、タネを包み、お腹に抱いている方法もある
4)苗の鉢上げ
材料:腐葉土・くん炭・赤玉土 (あれば)苗ポット
なすは特にデリケート、ケーキ用の小さいフォークなどで丁寧 にポットへ移植
![](https://assets.st-note.com/img/1713380641511-RtBb9qAzYh.png)
5)じゃがいも植え
ジャガイモを切って、切り口を 二、三日乾かすと腐っての失敗がしにくい
もしくは、灰をつける方法もある。
早く植えて霜が心配なな場合は切り口を上にして植える。
その後は切り口を下にして植えると良い
<参加してみての感想>
熱量を持って目の前で見せて下さる、
所作、技を感謝と集中を持って学ばせ ていただきたいと感じた。
細かなティピの縄の始末など、実際に目の前で見 ていても難しい場面がいくつかあったが、
後日、復習・実践できるように、 動画やnoteが公開されていて非常にありがたかった。
素晴らしいレポートです
尚子さんありがとう
ちょっと頑張りすぎです
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