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草の生えにくい田んぼ 塩除草は是か非か

田んぼの雑草

草の生えにくい田んぼ

竹内さんの田んぼ

稲に勢いがなく下葉が枯れているのが気になります

矢口さんの田圃
草が出ていますが稲に勢いがある

これはわたしの田圃
草もすくなく稲に勢いがある
8/10に自然塩をいれてみました
さあどうなりますか 是か非か

Aさんの田圃
こなぎの抑草に失敗の圃場

こなぎ防草の仕方
深水で代掻き
コナギの種の上にトロトロ層を代掻きで形成
田植え後有機質  コメヌカ  クズ大豆  こつぶっこ散布すると
アミミドロ 浮草が出て水面を覆う遮光で抑えられる 深水管理

Hさんの圃場
コナギに覆われています
Hさんの圃場

ホタルイは深水で種を浮かせて除去  荒代中代でほとんど防除できる

クログアイに覆われている
宮田さんの圃場


クログアイは仕上げ代をクログアイが発芽する6月中旬にして
発芽すると軽くなるので浮いた種を除去 田植えが6中旬以降がいい
その後は 芽が出て大きくなったクログアイを田車除草で土に練り込む この辺のタイミングの判断が微妙です

7/23田車除草

7月中旬 田車除草
雑草は、早めに対策することが大切です。有機栽培の場合、除草機による除草は2回~3回行うことが理想的です。2回の場合には1回目は同時期に、2回目を1回目から10日後ぐらいに行うとよいでしょう。

  • 1回目は、移植から7日以内

  • 2回目は、1回目の除草後、7日~10日以内

  • 3回目は、2回目の除草から7日~10日以内

    それでも気になれば早めに3角ホーで除草 
    7/26日三角ホーで除草 

これでだいぶ少なくなる
タイミングが悪くクログアイに覆われた圃場はのこぎりがまで中干しして刈り取りました

ここまでおおきくすると厄介です

クログアイを除去した圃場
ヒエは8センチ以上の深水で除去できる

塩で初期除草
塩を田んぼに入れ除草する|shanthi-usui #note


米の有機栽培で

雑草対策-1)

発芽の抑制、水田の水を深くする。(深水管理、早期湛水)

湿性雑草は酸素がなければ発芽できませんので、水田の水を深くし、土中に酸素が届かないようにするだけで雑草の発芽を抑制することができます。

(雑草対策-2)

発芽の抑制、水田の水の酸素量を少なくする。(有機肥料投入)

 有機肥料には水分中の酸素を消費する性質があります。この性質を利用して有機肥料を田んぼに投入し、水田の水に溶けている酸素を少なくすれば水を深くしなくても湿性雑草の種子発芽を抑制できます。

(雑草対策-3)

発芽の抑制、田面をマルチで覆う。(紙マルチ、トロトロ層マルチ)

 種子で発芽する一年生の雑草は光を受け覚醒して発芽します。このため種子が潜伏する土中に光りが届かないよう、田面を紙や微粒な土砂(トロトロ層、後で解説)などのマルチ(被覆材)で覆えば、雑草の発芽を抑制できます。

(雑草対策-4)

発芽活着の阻害、水田の水を深くする。(深水管理)

 植物の種子は水より比重が大きく水に沈みますが、発芽すると比重が水より小さくなります。そのため水田の水を深くすると、それだけ芽に大きな浮力が作用し、根が土に固定しようとする力(活着)が浮力により阻害されてしまいます。特に発芽したての芽は根が小さく活着力も弱いので、芽が水に浮いてしまうこともありますから、田んぼの水を深くするだけで雑草を抑制することができます。これは一年生雑草に有効です。

(雑草対策-5)

発芽活着の阻害、発芽の根を腐らせる。(有機肥料投入)

 有機肥料を田んぼの水に投入すると有機酸という物質が発生します。この有機酸は発芽の根を腐食させる効果があり、一年生雑草を抑制できます。

(雑草対策-6)

発芽成長の阻害、発芽を土に埋める(代かき、イトミミズ効果)

 田植え直前に田んぼの土を攪拌すると、雑草の芽は土に埋まり成長できなくなります。一年生雑草に有効です。

(雑草対策-7)

発芽成長の阻害、水田水を濁らせる。(有機肥料投入、イトミミズ効果)

 種子で発芽する雑草は発芽エネルギーを小さな種子にしか頼ることができず、そしてそのエネルギーもすぐに使い果たすため、成長を持続するためには光が必要になってきます。そのため、水を濁らせ光から発芽を遮断できれば、ある程度の雑草抑制が期待できそうです。これも一年生雑草に有効です。

出典

http://www.hotarui.com/accountability/account01.htm

塩で除草はNG

塩の除草は危険か

除草剤を使わずに塩で安全除草

塩をまくと 草は枯れますか?

は土壌で分解されにくいため、土の中に成分が残ります。 土壌中の塩分濃度が高いと土壌に接している植物の根は、水分や養分を吸収しにくくなります。 また塩化ナトリウムは根から水分を奪ってしまいます。 そのため、うまく水分を吸収できなくなった植物が枯れるという仕組みです。

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