ファーム・クレジットの調査で農地の価格が上昇

原文: Farmland Values Inch Higher in Farm Credit Study (M
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31 August 2023 By: Farm Credit Illinois

新たなピークを迎えたが、2023年の数値は2022年の報告よりも緩やかに上昇。
ファーム・クレジット・イリノイ(FCI)の鑑定チームが2023年に20のベンチマーク農場を調査したところ、イリノイ州中南部全域の農地価格は昨年から平均8.1%上昇した。(R Boed, Flickr/Creative Commons)


イリノイ州マホメット-ファームクレジットイリノイ(FCI)鑑定チームによる2023年の20のベンチマーク農場の調査によると、イリノイ州中南部全域の農地価格は昨年から平均8.1%上昇した。この調査は1974年から毎年行われている。

地価は2003年から劇的な上昇を見せ、2014年にピークを迎えた。10年以上ぶりの下落は2015年に始まり、2018年までわずかな下落が続いた。そこから地価は5年連続で再び上昇し、2023年には最高値を更新した。これはこの調査における新たなピークを設定するものであるが、2023年の値は2022年の報告よりも緩やかに上昇した。

ベンチマークとした20農場のうち15農場は価格が上昇したが、1農場はわずかに下落した。すべての土地クラスでかなりのばらつきがみられ、農業用不動産が立地特有の資産であることを裏付けている。各ベンチマークの前年比変動率は-5.3%から+31.3%であった。

「2023年の農地は、金利コストの上昇にもかかわらず、その強さを示し続けています。「収益性の高いコモディティ価格、限られた農地供給と結びついた一定の需要、多くの農場の安定したバランスシートなどの影響を受け、市場の新たなピークが再び設定された。

ファーム・クレジット・イリノイ地域の2023年ベンチマーク更新は、農地市場が引き続き堅調であることを示している。農家と農地所有者の経済状態はほぼ安定しているが、農家の財務状況は依然として圧迫されている。金利の上昇、現金賃料の上昇、コモディティ価格の変動が来年度の課題となる。全体として、8.1%の上昇はFCIの60の郡をカバーする地域全体が堅調な市場であることを示している。農地価格は2023年に過去最高を記録し、今後もこの水準で推移することが予想される。

詳細な分析はこちら。 Farm Credit Illinois


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