高一の娘と進路の話
今年の春に高校生になった娘は、「もっと多様な社会を経験したい。」と言って、親元(神戸市)を離れ、愛媛県の島にある高校に進学した。(我が娘ながら、なかなか面白い選択をしたと思っている。このことについては、機会を見つけて詳しく書きたい。)
その娘が今度は大学進学について考えないといけないということで、話を聞いた。彼女は将来美術品(絵画や彫刻など)の修復をする仕事をしたい、とのことで、理系の大学への進学を希望している。どうやら美術品の修復には化学や物質などに関する知識を必要とするようだ。ゴール(目標)が定まっている場合、進路を決めるのは簡単だ。逆にゴールが決まっていない状態で進路を決めるのは無理だと思う。「進路」っていう言葉の意味を真剣に考えると。世の中の高校生は「進路」を考える前にゴールを真剣に考えて欲しい。大学で知識を身につけることはゴールへの手段に過ぎない。「進路」が「ゴール」になってしまうと、進学してからどこに行ったらいいか分からなくなってしまうよね。
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