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ルーフテントのかいたい。思い出ごろごろ(上)

kenjiiです。
車中泊やキャンプのことを中心に、アウトドアライフについて書いています。

昨年ついに、65歳の高齢者になり毎日愛犬とドッグランに行くまったりとした日々を過ごしながらも、まだまだキャンプや車中泊にどんどん行きたい爺さんです。

「ルーフテントのかいたい…」は、2009年に購入したルーフテントが使えなくなったので処分の方法を考え、一旦はそのまま産廃にするか粗大ごみに出すのかと思ったものを心苦しいと感じ自分で解体することにした話です。

解体の準備や作業をしているといろいろなことを懐かしく思い出し一人ガレージで物思いにふけっています。

|かいたいのとき。工具を選んでふと思い出すルーフテントとの出会い


当然ですがルーフテントを解体するのは初めてです。ですから、どうするかのイメージはほぼありません。

まず、どの工具を使うかを考えることに。持っている工具で解体に使えそうなものは、丸ノコ、ディスクグラインダー、マルチツールの3台です。

ルーフテントの材質はFRPと金属など。
丸ノコは木工用の刃なのでグラインダとマルチツールのどちらかを選択することにしました。

・ディスクグラインダー

切断ディスクとグラインダー

ディスクグラインダーは回転するディスクを交換することで、研削・研磨・切断ができる工具です。

毎分9,000~12,000で回転するディスクは、強力に早く作業ができる便利な工具ですが、シンプルな構造で回転ディスクがむき出しになっているので、作業には注意が必要です。

そして重くて回転音が騒音レベルなので、使うのはどうしてもグラインダーでなければと思うことに限定されます。

ここで、解体の作業工程を考えてみます。

本体の大部分の材質はFRP、スクリューレールや支柱が金属。
テントは布製、プラスチックの部品もある。形状もいろいろ。

色々な材質や形状のものが混在するので、徐々に切断する細かな作業になると想像できます。

重くて、高速で回る回転ディスクを細かくコントロールするのはとても難しい。

実際の作業工程を考えると多くの異なる動作が重なるのかなと思います。電動工具だけではなく、布製のテントはハサミやカッターが必要でしょうし、ボルトはドライバーやスパナを使うことになるかも。

やはり、強力に切断できるグラインダーを使うのは、どうしても切れない金属製のものが出てきたときに使うのがいいようなので、サブの工具にします。

・マルチツール

マルチツール(カットソー)

マルチツールは、のこぎり歯を振り子のように振動させて切る工具です。
振り子ですが、ふり幅は3°~5°。実際には振れているのかどうか見えません。

振り子の振動数は、8,000回から20,000回/分で、独特な高周波音がします。
キーンでもなくキュワーンみたいな音で、この振動数で小刻みに震えて物を切り進む。そんな工具です。

手の入らない場所やノコ引きの動作(引き戻し)ができないところの作業に最適です。

1.6㎏、マルチツールも重めですが金属やプラスチック、木材の素材に対応していることと、基本的に素材に押し当てる動作で切断できて作業性がいいので、マルチツールをメイン工具にしました。

それから、その他の工具を揃えて、いざ作業をはじめると、ルーフテントとのことをいろいろ思い出すことに。

工具たち


いよいよ解体開始

やはり、最初に思い出したのはルーフテントとの出会いのことでした。

|ルーフテントとの出会い


モデル末期のマジョリーナ

ルーフテントを初めて見たのは、大阪の忠岡町にあるオオモリ自動車へキャンピングカーを見に行ったときです。

いつかはキャンピングカーに乗りたいと夢見て、大阪や名古屋で開催されるキャンピングカーショーに行き、ビルダーの説明を聞き、実車に乗り、写真を撮り、夢を見て金額を聞いて我に返る、毎年このような思考を繰返していました。

ですが、やはり販売店でゆっくりと現物を見て性能や居住性、アフターケアーのことなどを詳しく聞きたいと思い、探したのが自宅から近かったオオモリ自動車です。

キャンピングカーの展示車を見てゆっくり説明を受け質問もして思ったのは、キャンピングカーを購入するのは金額や使い方の面で定年退職後のことだなとハッキリしたこと。

それで、納得してもう帰ろうと思ったときに、目に飛び込んできたのが担当者のルーフテントです。

そのルーフテントは、片ヒンジのポップアップタイプでした。

ルーフテントの販売員は別の方で、後日詳しく聞く機会をいただくことになり、その日は帰りましたが、車の上にテントを積むこと、キャンプ場での設営のこと、そんなことを考えると、もう買うことに決めたようにウキウキしていたのを思い出します。

案の定、うきうきは担当の方と会うまで続き、翌週に会うとその日のうちに購入を決定、その日の内にお金を払って持ち帰りました。

今から思うと、突然過ぎたかなと思いますが、私の購入したルーフテントはモデル末期のセールス品だったので、早い者勝ち状態で、ウオームアップ用のシェードもおまけで付けるとのこと。セールストークかなとも思ったのですが、キャンピングカーの購入をしばらく諦める決断もあったので、思い切って購入したのだと思います。

若干衝動的ではありましたが、その後、初めてのキャンプで、やっぱい買って良かったと思えることもあり、ルーフテントと一緒のアウトドアライフは滑り出し良好で始まったのでした。

次回は、解体作業をすすめると思い出すエピソードとルーフテントのあるアウトドアライフのまとめをご紹介します。




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