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欧州でプロコーチ挑戦中ですがスペインの食事事情を紹介してみます🇪🇸🍽️

なんとなんと奇跡みたいなものですね。3回も投稿をする事になるなんて。てっきりこのまま名も知らぬBARで出会ったゆきずりの異性の様にフェードアウトしていくと思ってましたワタシ。

さて、今回はスペインの食事事情についてご紹介してみましょう。
スペインというとおそらく日本の方はアヒージョやパエリアを想像するかと思いますが、その前に日本やアメリカでしか暮らした事がない私が面食らったスペインの習慣を紹介してみましょう。

allioli(アジオリ)というニンニクとマヨネーズとバターを混ぜたようなソース。むっちゃくちゃ美味い。
ご存知アヒージョ
オリーブが日本のつきだしみたいな感じで出てきたりします。
これが店によって結構味付けが違くて楽しめます。
(馬鹿マズイ時もある)

まず、食事を摂る時間が日本とはかなり違います。

日本ですと、
7:00-9:00くらいに朝食
11:30-13:00くらいに昼食
17:30-20:00くらいに夕食
が一般的でしょうかね。もちろん例外の方もいるかと思いますがざっくりと大多数はこんなものだろうと言う事で。

ところが、スペイン(バレンシアの例。他の都市は知らぬ)ですと、
7:00-9:00くらいにDesayunoという朝食と言えるか怪しいくらいのすずめの涙ほどの食事
11:00-12:30くらいにAlmuerzoというブランチ的なやつ
14:00-16:00くらいにComidaといって1番がっつり食べる昼食的なやつ
17:00-18:30頃にMeriendaというおやつ?的な立ち位置の軽い食事やティータイム
20:00-22:00くらいにCenarという夕食
のようになります。
なので、パエリアとか有名な品はガッツリ食べる系なので、お昼過ぎの時間帯に食べる事になります。晩御飯で頼むと変な顔されるか『夜はやってねえよ』と言われます。

desayunoはだいぶさっぱり目の朝食。というか取らないでコーヒーだけの人もチラホラいたりする
みんなご存知パエリア。
実は私のいたバレンシアが発祥だったりします。
1番伝統的なパエリアは
豆、インゲン、ウサギの肉、カタツムリが入ってるヤツです。
この写真だと分かりづらいですが、
日本にいるときよりかなり太りました。

※あくまで私の周りや語学学校の先生の紹介なので、もし違った認識ならTwitterなどでコメントしてもらえたら嬉しいです。

いったい、いつお前らは働いてるんだっ!?
上記の食事の時間の紹介を語学学校の先生にされた時に一斉に全生徒(ブラジル除く)からツッコミが入ったこの話題。
つっこまれた先生は両手の平を体の横に持ってきてかしげてみせる。どこかでメシを抜くか仕事をサボらないと成り立たないだろうと言うも途端に耳が悪くなったのか聞こえない様子で話を進めていた笑

そして日本人がびっくりするのが、
午前だろうが仕事の合間だろうが平気でお酒を飲みます。もちろん全員ではないし、ベロベロになるまで本気で飲んだりはしませんが、ワインやビールくらいなら、スタバで一杯くらいの感覚で飲みます。
カフェのテラスなどでサラッと飲みます。
これも日本やアメリカに慣れてる僕はかなり衝撃でしたね。
たまに午前様から飲んだくれてるおじさんもいますが、これは文化的なものではなく多分ただの飲んだくれおじさんです。
※ちなみ僕はお酒が好きなのですぐさま順応しました笑。
余談ですが、お酒ムチャクチャ安いです。お店でビール頼んでも2€前後だし、写真にあるビールはスペインの大手スーパーのMercadonaで売ってるビールなんか缶ひとつで0.29€だったかな?他にもワインは一本5€以下でも十分に美味しいボトルが売ってたりします。スピリット系はワインやビール程は安くないですが、それでも日本よりかはだいぶ安い印象。翌日の朝の活動に支障が出る為、晩酌の深酒を封印している比留木です。

ウワサの激安ビール🍺
飲み口サッパリで日本人が好きそうな味かと。
飲みます
飲みます
飲みます

あとはなんだろうな。
あっ!パンは美味しいです!日本みたいにモチモチとかではないですが、パン屋さんがそもそも数が多いし、おそらくは1日の中で焼いている回数が多いのか、焼きたてのパンと巡り会うこともしばしば。

bocadilloと呼ばれるサンドイッチ的なヤツ
これが色んな種類が5€くらいしかしないし、むっちゃ腹持ちがいいのでお金きつい時は大活躍
クロワッサン美味しい確率高め

さて真面目な話をしましょうか
上記の文化が理由なのかはわかりませんが、スポーツ選手にとってフィジカルの強さ、質の高さはスキル等と同じくらい、下手をすればそれよりも大切なことかもしれません。そのフィジカルは良い食事や栄養摂取なくしては得られないのは皆の知る所でしょうが、スペイン人のこまめに何回も食事を摂取する文化や昼間にガッツリ食べるのはもしかすると彼らの体格が良い理由のひとつかもしれませんね。
実際、私がスペインに来て強く感じたのは若い世代の子達が身体作りに真剣に取り組んでいるのは凄く印象的でした。もちろん線の細い選手もいますが、身体を強くしなければ生き残れないという意識は間違いなく13-15歳程から存在してると感じました。

日本と比較した時に身体的なスキルや優劣がある中で生まれるインスピレーションや通用するプレイの判別ができる試行回数が圧倒的に違うなとは感じました。もちろん、スペインの場合はヨーロッパ中やアフリカからも若い選手達が集まってくる為、日本と比べると体格の良い若手が多いのは自明の理なのだが、元々ある身体的な才能を抜きにしても食事から"身体を作る"という事に関してスペインの選手達が重要視しているのは明らかだ。

日本もユースなどの環境が徐々に整備されつつある為、こういった取り組みはどんどんと質が上がっていくと思うが、若い世代において身体作りは選手のみが取り組めるものではなく、十分な食事が取れるように親御さんや保護者、食事の質を指導する栄養士、摂取した栄養を効果的に成長へと導くトレーナーなども必要不可欠な存在となる為、彼らの質の向上もですが、クラブの中での彼らの存在価値や待遇が良くなればなぁなんて思ってます。

まとめ

と言う程の大した記事ではないですが、スペインの食事は地域にもよりますが、結構ヘビーなものが多い印象でしたけど、本当に多岐に渡るし、何より海産物やお米を使った料理が美味しいので日本人の口には合うのかな?なんて思ってます。

かく言う私もまだバレンシア、カタルーニャ、アンダルシアでしか食事をした事がないので、まだまだ多くの発見と舌鼓を打つ機会はありそうです。

やはり飲みます

それでは皆さん、また!
Hasta luego〜🇪🇸(またねー!的なやつ)

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