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都庁主任試験対策まとめ

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都庁主任試験の対策において私が持っているノウハウの全てを公開します。ここに記載の内容を確実に抑えることで、確実な合格に繋がります。
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#主任試験

【いつから対策すればいい?】都庁主任級選考(主任試験)の合格方法《総論》

都庁職員に最初に立ちはだかる難関が主任試験です。 先輩職員などから「主任試験なんて余裕だよ」などと言われることがありますが、実際に受けると本庁エリート部署の職員でも普通に落ちます。 その唯一の原因が準備不足です。 先輩職員の声はある意味正しく、主任試験は管理職選考と違い、誰でもきちんと準備すれば必ず受かる試験です。 とはいえ、R3年度のAⅠ類の事務でいうと受験者数1,591人に対し、合格者数は512人と合格率32.2%の狭き門であることも事実です。 倍率3倍なのに、なぜ準

【都政実務が択一で一番重要】都庁主任級選考(主任試験)の対策方法《択一編》

都庁の主任試験における択一は平均点より1点でも高ければ、3年間免除となります。 逆に言うと、平均さえ超えれば高得点を取る必要はない試験になっています。 そのための労力を減らすには頻出事項だけ抑えればOKです。 ただ、頻出事項を探すのも通常は労力になるかと思うので、本記事でその労力も省略できるようにしたいと思います。 主任試験(択一)の出題範囲主任試験における択一の出題科目は以下の通りです。 統計資料の見方:2問程度 基礎的法令(憲法):3問程度 基礎的法令(行政法の

都庁主任試験(都政実務)過去問アプリ

都庁の主任試験の択一の勉強を進めるうえで、学習環境が整っていないものの一つが都政実務です。 一応は以下の通り問題集があるものの、2019年版のレビューでは「誤字が多い」「解説が雑」などと書き込まれており、若干不安になるかと思います。 (とはいえ、他に選択肢がない状況でもあると思います。) 主任試験の勉強をアプリでしたいそもそもこのご時世で紙での学習しか選択肢がないことも非効率だと思います。 できれば電車の中や隙間時間などでぱっとできるアプリでの学習ができたらと思っていました

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【なぜ都政ものを選ぶべき?】都庁主任級選考(主任試験)の対策方法《論文編その1》

都庁の主任試験最大の山場は論文であると言っても過言ではありません。 なぜなら、主任選考Aは将来的な管理職候補に繋がる若手を選抜する試験であり、管理職に最も求められる能力が文書力だからです。 都庁で施策を進める上では、税金を使う以上説明責任を果たさねばなりません。 その最たるものが議会への説明で、議会答弁をきちんと書けることが、公務員のアイデンティティーであると言っても良いくらいです。 その他にも内部で部長・局長・知事への説明、外部では都民や各種団体にも説明が求められます。

【頻出テーマは少ない】都庁主任級選考(主任試験)の出題傾向分析《論文編その2》

今回は過去問を基に、具体的な傾向分析を行います。(一部過去問を掲載) なお、前回は主任試験の論文対策の方法論を記載したので以下リンクを参考にしてください。 都政ものの直近の出題傾向H29から大きく出題傾向が変わりましたので、過去問研究としてはH29以降のみで十分です。 一方、どのジャンルが出題頻度が高いかの傾向を見るには、もう少し幅広く見る必要があります。 都政もの過去問(出題傾向変更後) 著作権の関係もあるので、資料等は割愛して設問のみ載せています。 直近3年分くらい

【「型」ってなに?】都庁主任級選考(主任試験)の書き方《論文編その3》

主任試験の論文対策の最終回は論文の書き方を解説します。 良く主任試験では「型」の通り書けと言われますが、それが何なのか解説します。 そもそもの対策の流れや過去の傾向分析は以下の記事をご覧ください。 なぜ「型」が重要視されるのか局研修でも管理職添削でもほぼ間違いなく言われるのが「型」を身に着けて、その通りに書けということです。 「型」が重要なのは公務員だから? 公務員は議会答弁・都民説明などの外部向け、部長・局長・副知事・知事レクなどの内部向けなど、様々な場面で説明を求め