(詩)サイクル

ひびきあう
いつかのサイクル
いつとも知らずに
突然起きては
心うちならす
うちうちに

ひびきあう
だれかのサイクル
きりきりまいして
偶然の一致が
ありえないくらい
ありありと

ひびきあう
無意味なサイクル
意味と意味とが
いみを捨てさって
おどりをおどるよ
おどおどと

ひびきあう
サイクルとサイクル
触れてもないのに
ふれられやしないのに
つうじあっては
つじつまを

ひびきあう
ぜんぶのサイクル
てんやわんやの
うかれたこころが
せかいひろげる
ひろびろと

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