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【映画レビュー】シネマ小並館

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映画(特に旧作)のレビュー。
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2015年8月の記事一覧

シネマ小並館 その12:苦難の波と、苦難を洗い流す波 『ビッグ・ウェンズデー』(星3.8)

まだレビューには書いてないが、『ロード・オブ・ドッグタウン』という映画が好きだ。いや、好きすぎる。
現在のスケートボードの基礎を作った集団『Z-ボーイズ』の日々を描いた映画で、青春映画の中では一番好きだ(もっともあまり青春映画を観てないからなのかもしれないが)。70年代中盤の空気感、ろくでもないけれど輝いている日々、主人公三人が袂を分かちそれぞれの道を歩き、最後には合流するところ、そういった要素が

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シネマ小並館 その11:親方!空から光が! 『スカイラインー征服ー』と『ダーケストアワー 消滅』

今回は、シチュエーションがよく似た二作のレビューを書いてみる。どう似てるのかはとりあえず後で(って記事のサブタイで少しバレてるが)。

グダグダだがVFXはグー。燃えるラストがもう10分20分早ければ… 『スカイラインー征服ー』(星3)dTVで視聴。友人の誕生日パーティのためにLAにやってきたカップルが、突如現れた地球外生物の侵略から生き延びるため居合わせた人間とともに苦闘する、という映画。侵略は

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シネマ小並館 その10:街と男と女の重力場 『シン・シティ』星3.5

dTVで視聴。基本的にロバート・ロドリゲスの映画はハズレなしと思う程度には好きなんだが、これはまだ観てなかったので(というかまだまだ観てないのはある)。ってこの映画の場合は原作者のフランク・ミラーとの共同監督作だけど。

この映画は、通称『シン・シティ』を舞台にした『一夜を共にしその夜に殺された行きずりの女の仇討ちをする荒くれ者の話(マーヴ編)』、『警察と武装娼婦との抗争に翻弄される男と女の話(ド

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シネマ小並館 その9:信頼がもたらす自由 『ヒックとドラゴン』 星3.9 (2についてもちょっとだけ)

先月くらいにちょっとした事情でGoogle Playにてレンタル視聴したら見事にツボってしまい、いつか買い切りで買おうかと思ってたらdTVの見放題配信に入ったので嬉々として再見。

時々ドラゴンの襲撃を受けるバイキングの島で、ヘマばかりの鬱屈した日々を送る貧弱少年ヒックは、ある日誰も姿を見たことがないとされるドラゴン『ナイトフューリー』を手製の機械で撃墜する。とどめをさせずにいるうちに、手負いで逃

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(再投稿)シネマ小並館その1:『エイリアン』シリーズ(と、プロメテウス)

※はじめに投稿したのをうっかり削除したので再投稿しました。

冷やし中華(北海道的には『冷やしラーメン』)の季節ですが、冷やし中華でなく映画レビュー始めました。
自分でもいきなり何言ってんのかわかんないけど。
数ヶ月前Chromecastというものを買ってしまったがために、dTVとかの映画配信に触れる機会が多くなりすぎてしまい、気づいたらだいたい毎日映画を観てるような感じになってる今日この頃。

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