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【お得に使おう】 クレジットカードのポイント還元率

テレビの CM から聞こえてきた、とある言葉。

『ポイント還元率No. 1 !!』

クレジットカードの CM です。
連呼される言葉に「クレジットカードにポイント還元率って何かあるんだな」という認識は多くの人が持っていると思います。

ですが「じゃあポイント還元率って何?」と問われたとき、即答できる人は何人いるでしょうか。


クレジットカードを新しく作りたいとき、ポイント還元率が高いものを選ぶとお得が満載です。

今回は「ポイント還元率と言われてもよく分からない」なんていう人のために、ポイント還元率とは何なのか、得する点や注意点を分かりやすく解説ししていきたいと思います。

ポイント還元率を正しく理解することで、クレジットカードをよりお得に楽しく使えるようになること間違いなし!




クレジットカードのポイント還元率って何?

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「ポイント還元率」と言われると難しく考えがちですが、とても単純なものです。

文字通り、ポイントをお金に交換するときの比率を表しています。


まず初めに、クレジットカードの仕組みを説明しますと、これはカード会社を利用した後払い式を指します。

クレッジットカードの大まかな流れは以下の通りです。

(1)私たち利用者が店舗にて、クレジットカードを使い買い物をする
(2)利用者が支払うべき料金を、店舗が一時的に立て替える
(3)利用者がカード会社のルールにのっとって、立て替え分の料金をまとめてカード会社に支払う、店舗はこの期日までお金が戻ってくるのを待つ
(4)カード会社が利用者からの入金を確認すると、立て替えていたお金を店舗へ振り込む

このようにして「後払い」の仕組みが成り立っているのです。


ここで、下記の三角図をイメージしてみてください。

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このときに店舗はカード会社に、加盟店として手数料を支払っているのですが、この手数料の一部がポイントとして私たち利用者に付与されます。

付与されたポイントは、現金と交換することが可能です。
このポイントとして返ってきたお金が表題にもある「クレジットカードのポイント還元率」なのです。




ポイントが高いとなぜお得?

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ポイント還元率については、なんとなく理解できたかと思います。

では、なぜポイント還元率が高いとお得になるのか。

これもとても単純です。
察しの良い方はお気付きでしょうが、ポイントが高いと戻ってくる現金が増えます。


例え話をしましょう。

100 円の利用につき 1 ポイント獲得できるクレジットカードがあるとします。1 ポイント = 1 円として計算すると、還元率は 1.0% です。

では少し変えまして、200 円につき 1 ポイント獲得できるクレジットカードがあるとします。先程と条件を同じに 1 ポイント = 1 円として計算すると、全体から獲得できるポイントが先程よりも少ないので、還元率は 0.5% になります。

このように、還元率は私たち利用者へのフィードバックの値といってもいいでしょう。


ひとつ注意して頂きたいのは、よく一緒に耳にする「ポイント付与率」とは別物である、ということです。


上記の例えをもう一度見てみましょう。

ポイント付与率とは例えの中に登場する「1 ポイント = 1 円」の部分を指します。

この値は一律ではなく、カード会社によって異なります。


・200 円の利用につき 1 ポイント獲得 /  1 ポイントあたり 1円として計算します
・100 円の利用につき 1 ポイント獲得 / 1 ポイントあたり 5円として計算します

上記の2例は、数値こそ異なりますが、還元率は共に 0.5% と同じ値になります。


ポイント付与率は「買い物をした際のポイント獲得量」
ポイント還元率は「ポイントが現金となって戻ってくる量」

となります。
ポイント還元率は、あくまでポイントをお金に変えたときの比率を表したものです。誤った認識でいると、目的から逸れた契約を結ぶことになります。


ですが、こうしてみると、還元率が高い方が戻ってくるお金も大きくなるので、お得に利用するためには還元率を重視することが大切だと理解できます。




ポイント還元率のお得点

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ここでは、実際にどのような利点があるのか、具体的に紹介します。



1 -利用したお金の一部分が戻ってくる
これは文字通りの意味で、お金がポイントになった分だけ自分にフィードバックします。

フィードバックの仕方は会社によって様々です。

有名な楽天カードでは、ネットショップでの電子マネーとして利用できますし、三井住友カードでは、生活家電などの景品交換に利用できます。

割引券や、航空会社で使えるマイル、キャッシュバックなど多岐に渡りますので、自分の目的に応じて会社を取捨選択できます。



2 -常に還元率が高いカード会社
一般的に還元率が高いと言われる数値は「1.0%以上」なのですが、平均的にみると「0.5%」の会社が多いです。

よりお得に使うためには還元率が高いカード会社を選びたいですよね。

還元率 1.0% のカード会社をあげると「楽天カード」「JCB CARD W」「オリコカード」などがあります。

ポイント還元率を確認しながら、自分の申請しやすい会社を選んでみてください。



3 -店舗によって変わるポイント
カード会社によっては、特定の店舗でクレジットカードを利用すると、本来の還元率より数倍高いポイントを獲得することができます。

例えば「JCB CARD W」は提携店である「Amazon」で買い物をすると 2.0% と、通常の 2 倍の還元率になります。

一部店舗に限るので、普段使いしない店舗だと損しますが、自分がよく利用する店舗が提携店であれば、日頃の買い物でポイントを貯めることが出来るのでお得ですよね。




ポイント還元率の注意点

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ここまで見たあなたは「ポイント還元率はお得」であることが伝わったかと思います。

けれども、そこにはいくつかの落とし穴もあります。

トラブルを防ぐために、注意点も理解しておくことをお勧めします。



1 -年会費が高い
いくら還元率が高いと選んだ会社でも、利用頻度が少なければ得られるポイントは僅かです。

ポイントで得る金額よりも、年会費の方が高くなるケースがあります。

なかでも安い、年会費 1000 円を例にあげます。還元率が高いといわれる 1.0% であっても、 1 年間で 10 万円使わなければ元は取れません。

この解決策として、利用頻度の少ない人は「年会費無料」の会社や「条件付きで無料」になる会社を利用するなど、自分の使い方に合わせて選ぶことが大切です。



2 -ポイント交換したいものがない
還元率の高さだけで決めるのではなく、選んだカード会社はどのようなものと交換できるのかを知ることも大切です。

例えば、還元率が高くても交換するものがマイルしかなければ、飛行機を使わない人にとっては意味がなくなります。

自分が交換したいものがあるのか事前に確認しましょう。



3 -有効期限が短い
クレジットカードのポイントにも有効期限があるので、貯め続けていたポイントも期限が過ぎれば使えなくなります。

例えば、景品交換で欲しいものがあるという理由でカード会社を選んだとして、ポイント有効期限内に溜まる範囲、または利用頻度に似合わない数であれば、当初の目的とすれ違うことになります。

自分の選んだカード会社のポイント有効期限は何年なのか知ることも大切になります。

なかには、有効期限にとらわれない「期間限定ポイント」や「永久不滅ポイント」などもありますので、どのような制度があるのか確認しておきましょう。




まとめ

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これまでの話を簡潔にまとめる

1:クレジットカードのポイント還元率とは獲得したポイントをお金に変えたときの比率のこと
2:還元率が高いほど戻ってくるお金も増えるのでお得
3:自分の目的に合っていない使い方をすると還元率が高くても損をする

上記 3 つがポイントになります。


ポイント還元率の正しい知識を持つことで、ポイント還元率の違いによるメリットとデメリットが分かり、自分がどのカード会社を選べばメリットが大きくなるのか、またどんな影響があるのかを考慮して、選択肢を増やすことができます。

ネットショッピングを日頃から利用している人は、そのサイトの電子マネーとして使えたらお得ですし、現金よりクレジットカードを多用したい人は、年会費がかかっても還元率が高いカード会社を選べば、結果的にお得になるでしょう。


クレジットカードは世界的にも活躍の場を広げつつあり、今後の生活の中で持っていて得あれど、損はありません。

カード会社を選ぶときは、自分の目的をはっきりとさせた上で総合的に考えることも大切です。

ポイント還元率を上手く有効活用すれば、プライスレスにクレジットカードを使っていけるのです。



《この記事は昨年のライティングのアルバイトの試験用に書いたものです。多大なるダメ出しを頂いたので成仏の為に投稿しました》
《テーマ:クレジットカードのポイント還元率》
《誤りありましたらすみません。最後までご観覧頂きありがとうございました!》

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