がっかり通信vol.17


事件とはなぜこういう日に起こるのでしょう。
今日は彼女が休みです。

以前に掲載した「C商品の私」はいまだに健在で先月はC商品満期の神様が降霊したかのようにDM発送とアポ電をひたむきにしていた私。
特に担当責任者から「12月は一年の節目だから12月中に一度清算する意味でもご来店いただくように」と指令が入り、
12月末だろうが1月末だろうがうちは月末が節目でやってるんだと毎月末にしっかりアプローチしているお客さまのデータを見返します。
やはり残っているお客さまは今までのDMやアポ電にも耐えうる精神力をお持ちの方々ばかり。
それでも小心者の私はやった体にはできず勇気を振り絞ってDM発送とアポ電をすべてのお客さまに実施しました。
まぁ、人の気持ちや考え方、特に感情は多情多恨ですが一日でも寝てしまえば冷めてしまう人間もおり私もその一人です。
先月での会議では持ち時間の関係もあり担当責任者からお咎めは無し。完璧に取組んでいたのに拍子抜けしたという経緯があります。

さて先月のアプローチのツケが回ってきたと言えば歪んだ言い方となりますが本日はC商品満期ラッシュ。
来る人来る人C商品のお客さまばかりでした。とても忙しい。アプローチをした甲斐があったということです

未来のことを予見する術はなくC商品でご来店の最初のお客さま
12月のC商品ではなく、ご自分で手動的にやっていたのであろう4月から毎月々都度契約だった方がご来店。私が徹底してアプローチした苦労の末のご来店でした。
持参した契約書を見れば毎月都度更新していたことは一目瞭然。これで成績が数%でも上がると思うと嬉しさも倍増。さらには声かけ次第で他商品も。
10年前に契約したC商品。内容から見てもそのままC商品から他商品の説明に抵抗なく入れるはずが、手続きするのは彼。
私はお客さまをマークするのではなく彼をマークします。全ての手続きが終わり「ありがとうございました」の「あ」の字が出かけたところで私が声かけ。
交通違反も一旦停止のラインを過ぎてからでないと笛を吹かないのと同じです。
「他にこんな商品がありますよ」ときっかけだけ作って彼にバトンタッチ。割と話しやすかった方でしたが「DODA」してしまったのでしょうか。
話を聞いてくれているこのお客さまは比較的乗り気で聞いてくれます。
次回の来店予定を聞かないのは100歩譲って仕方ない。
お客さまがお帰りになって、「お疲れさん。ご案内ありがとう。声かけすること忘れちゃった?」と彼に聞くと「きっかけに勇気いるので」と返してきます。
ということは声かけしなきゃいけないと分かっていてもしないということです。会社よりも自分を守っています。自分がかわいいのでしょうか。
ホントがっかりです。

C商品満期のお客さまがその後も数人来ましたが、私が目を光らせていたことを察してか、彼は彼なりの勇気を出して他商品のチラシをお渡しして少ーしだけ説明していました。
一番やりやすい声かけなのに勇気がいるのです。一番勇気を出してアポ電してるのは私なのに。
その苦労など微塵も気にしてないようでそんなことより自分が一番大事。
未来は誰もわかりません。最初のC商品満期のお客さまの時にくぎを刺しておいてよかった。

そういえば朝礼の時に「他商品いかがですか?」と声かけしていきますと正々堂々言った後、
早々にC商品満期のお客さまにご対面することになるとはwizardの彼にも未来は分からないのでしょう。
いや、本人は「他商品いかがですか?」と声かけすると朝宣言したことも忘れてしまっていることでしょう。

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