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昔を思うと苦しくなる

THE FIRST TAKEでAqua Timezの虹が公開された。

もう16年前の曲だそうだ。
聞いた瞬間に学生当時のことを思い出すと同時に寂しい気持ちになった。

当たり前だがあの頃はもう戻らない。
将来に対して不安も(さほど)なくのうのうと生きていられたあの頃は。
何事にも純粋に取り組むことができた。
友人とも掛け値なしに楽しむことができていた。
そんな時間はもう二度と戻らない。

思い出すたびに苦しくなる。
昔はなぜ生きているかなんて考えなかった。
毎日はずっと続いていくものだと思っていた。

でも今はわかる。
そんなものは嘘だ。
明日の保証なんてない。
生きるのは苦しい。

純粋なあの頃のほうが幸せだったのだろうか。
当時は当時なりに迷いなどがあったのだろう。

でも今の生活を当時の私に誇らしく見せられるほどの生活をしていない。
あの頃夢見た大人に自分はなれていない。
あの頃の純真さはすでに失われた。

生きるのは苦しいことである
釈迦も言っていた。

本当にそうだ。
人生はままならない。
辛いことがたくさんある。楽しいことはほんの一部。

自宅と職場を往復するだけのつまらない生活。
給料だって良いもんじゃない。

あの頃の自分がみたらどう思うだろうか。

なんてつまらない自分になったんだろうか。
そんなことをの曲を見て思ってしまった。
当時思い描いていた自分にはなれず、社会の片隅でひっそりと生きている。
自分がいなくなったとて、なんともない。

自分の生きる意味とはなんだろう。
こんな人生なら生まれてくる意味はなかったのではないか。

そう思って仕方ない。

あの頃の自分が思い描く大人になれず、周りはどんどん身を固めていく。
おそらく一生孤独な私に果たして生きていく意味はあるのだろうか。
こんな人生だけど、惰性で生きている。
いつか来る終わりの日。
その日に果たして自分を褒めてあげられるのだろうか。

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