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ヤマセミの歌 その13「お刺身も大好きだったヤマセミ」

無理矢理に口をあけて魚を押し込む強制給餌はヤマセミもこちらもしんどい。強制給餌では本来の体重360グラムに達しない。毎回、人間に捕まれるストレスもある。早く自分の力で魚を食べさせたい。強制給餌から自力採餌に切り替えのには絶食が欠かせない。慎重に2日間の絶食に入る。お腹がペコペコ状態にして、水槽からすくい上げた魚を投げ入れる。食べた〜‼️

ここからが大変だった。1日15匹をペロリ。しばらくのリハビリーのあと、保護された場所で野生に戻すので、魚の調達もヤマセミを放す場所で行う。休日は朝から夕方まで魚釣り。1週間分の魚を釣るって結構なストレスだった。

でも、偶然見てしまった。床に落ちて死んでいる魚を叩いて食べた現場を。死んだ魚も叩くんだ〜。

アブラハヤを食べる元気になったヤマセミ

悪天候で釣りに行かれない日も。困った〜。真剣に困ったあげく「刺身だって魚だから食べるんじゃないの?やってみた。めっちゃ食べた。「嘘〜」ほんとだ。嘴にはさんだ刺身を思いっきり床に叩きつけて食べた。刺身だろうが自分で捕らえたものは叩くことがわかった。(求愛給餌の時に彼からもらった魚は叩かない)

サンマのお刺身


つづく

ヤマセミの歌14の予告

しないって言ってた行動。結構するじゃん。

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