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結論から話すことを期待する人の間違い

結論から話しましょう、みたいな言葉はよーく聞くし、たしかに自分の場合は誰かの話を聞くときには結論から言ってもらえると助かる。一般的にも、結論→詳細、の流れが好まれるように感じています。

ここ数年で感じたことがある。

「結論→詳細」が良さそうだからといって、誰かの話を聞くときにこの型にハマらるかどうかを気にしすぎてこの型にはまらなければ苛立ち相手に「結論は何か」を聞いたり、後輩がこの形で話して来なければ「まずは結論から」みたいな指導をする人がいる。これは否定するつもりはない。

ただ、相手には相手のペースや話し方、相手の思考の整理もある中で、この型にはまるかどうかだけでストレスを感じたり相手に必要以上の強要をすることは、あまりにも柔軟性に欠けまた相手に対する敬意のない愚行に思えた。

相手の話を聞くときには相手が相手のペースで話してもらえるような対話を目指したい。

決して、「結論→詳細」のように一般的に言われる型で相手が話さなかったとしてもそれを得意げに「結論→詳細の順で話さないとね」みたいなことを言う人にはなりたくない。

せっかく身につけた相手に伝わりやすくするための考え方が、いつの間にか誰かの揚げ足をとり攻撃するための手段に変えてしまった人をたくさん見てきた。

私はそのような人たちを反面教師にできたことが本当にありがたい学びであった。

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