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今日は体調が思わしくないので短めに。

本を読むことについて思うこと

私自身、X(旧Twitter)で流れてくる書籍紹介を思考停止してAmazonでポチってしまうなんてことは日常茶飯事なのですが、「読んでよかった」と心底思える書籍はやはり少ないように思います。

ビジネス書の多くは「著者の主張である」ことが多い

ビジネス書であれ、ノンフィクションであれ、著者の考えや主張を極力排除した書籍というものはやはり少ないように思います。n=1の事例、と思えばそれなりの知恵を得ることはできるのですが、そのままそれを実践してうまくいくか、というと必ずしもそうではないです。

真に使えるビジネス書というのは、過去の実績のある書籍や論文を含めた引用を多く行い、普遍的な事実を丁寧に精査したものではないかと思います。そうなると、著者にもそれなりの高度な知識が求められるため、市井の人が読むには難しくなります。ですが、どうもベストセラーを見ると「理解しやすさ」「紹介しやすさ」が理由で売れているものもあります。

論文を読めとは言わないが、論文を書くレベルの人の書籍を読むようにしたい

もちろんそういったベストセラーのビジネス本全てが悪くは無いのですが、自身のビジネスに反映させ、そして成果へとつなげようとしたとき、論文レベルの情報には触れておいたほうが良いように思います。論文の良いと思う点を挙げると、

  • 論文は常に客観的で、過去の先行研究と事実を元に結論付けられている

  • 論文は余計な情報が入っていない

    • 読み物として読むように出来ていないが、情報が必要最小限である

  • 再現可能である

    • 基本的には同じことを行えば同じ結果が出る

となります。特に再現可能というのが重要で、自身の血肉にするためには不可欠な要素であると考えます。

ただ、論文はある特定の範囲について事実と事実に関する考察に閉じてしまうため、論文を読むことではその分野を網羅的に捉えることは出来ません。そういうとき多くの場合は教科書を読めば良いのですが、その分野に教科書的なものが無い場合は、大学教授など、普段から論文を書いている人が執筆した書籍を読むと良いでしょう。

松下幸之助や稲盛和夫もいいですが、ピーター・ドラッカーもいいですよ、という話でした。


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