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選手は指導者をよく観察していますね。肌で感じる力が長けています。

塚田健一郎ともうします。

中国雲南省、昆明在住。

先策学校でテニスコーチをしています。



2週間前のことです。



中国語でボール拾いは



『捡球!』Jian qiu



と言います。



8歳の子供たちが集まると時間がかかります。



それを見ているコーチも



なんで拾わないのだろう?



ボール拾え!



捡球!



なんて怒鳴っても



その時は拾うかもしれないけど習慣にはならないなと判断しました。



そこで考え出した案は



そうだ!



練習中は自分自身コートに立っているだけで動きが少ないから




小走りでボール拾いだけに集中しよう!





多少の運動を入れて脳の働きをよくしようと考えたのです。





小走りでボール拾いに集中していると、





ボールを拾わない選手のことは気にならないし





気分を害することもなくなります。





それでも選手が拾わなければ全部拾って自分はベンチに座って休憩をすればいい。





選手がやらなければならない事を奪っているのかもしれないけど、





申し訳ないですが、





私も自分が良くなるための行動をしているので構わないです。





人のためにしていることは継続できないかもしれないけど、





ボール拾いを急ぐことは自分のためにしているので楽しいです。





それを2週間継続してみました。





そうすると選手も次第にボール拾いに集中するようになってくるのです。





ボールを集めた後は、





選手とベンチに座って水を飲んだり練習内容の話をゆっくりしています。





また僕のラケットバッグの中に何が入っているかも興味があるようです。





テニス用具、着替え、シューズなど細かいものを入れているのですが、





数日すると選手も真似して持ってきたりしています。





選手は指導者のことをよく見ていますね。





これからもボール拾いに集中して





休憩と運動量を増やしたいと思います。




こちらボール拾いの様子です。




選手たちの変化を見るのが楽しくて仕方ありません。




明日も素晴らしい日をお過ごしください。



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