国の責任無しとした最高裁裁判長、旭日大綬章受章とのこと。

Youtubeメモ
2022年6月17日 原発事故の国家賠償責任、無しとする最高裁判決
1.訴訟の論点
1)長期評価は信用に値するものか
2)信用に値するとした場合、国(経産大臣)が東電に対して、津波による事故を防止するための措置を命じるべきであったかどうか。
3)仮に、適切な措置をとることを命じたとしたら、原発事故を防ぐことができたか。
2.多数意見(菅野博之裁判長、草野耕一裁判官、岡村和美裁判官)
1)2)をとばした。
3)については、津波対策は防潮堤の設置によって海水の侵入を防止すること、とした。そして、南東側の対策(防潮堤)のみ必要だったが、東側からも流入した。だから結局やっても無駄という判決。
→ 溢水対策、高いところに非常用電源を置くなどは無視。

3.菅野博之裁判長のその後

1) Wiki
2022年7月2日に最高裁退任

2) 2022年8月3日長島・大野・常松法律事務所顧問就任

3)春の叙勲で、旭日大綬章受章


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